忍者修行 其の一 ~潜入! 忍者に会えるバスツアーの巻㊦~
画:いずみ朔庵
子供の頃、絶大な人気を誇ったザ・ドリフターズ。特に「8時だョ!全員集合」は舞台公演だった事から、全国のお子さまが生のコントを見ながら笑ったり驚いたりしたものです。
コントの中にはセリフに頼らず、おおげさな表情や動きだけで展開していくシーンもあり、志村けん扮する人物は、必ずと言っていいほど後ろに誰か(大抵は幽霊など怖い存在)がいるけど気がつかない、というシーンがあり、会場の子ども達がワーワー騒いでなんとか彼に教えようとする、というのがひとつの山場になっていました。
そういうコメディで育ってきた私が、このシーンでテンションを上げないわけがありません。すっかり子ども気分になってしまい、今度はどこから誰が出てきて、何をしてくれるのか、きょろきょろしてしまい落ち着きません。
お隣に座っているインドネシアからの参加者も大喜び。言葉がわからなくても楽しめる内容なので、一緒になって笑っています。
「あれっ、バスの中にも忍者がいるよ!」
バスガイドのお兄さんが叫びます。えっ、どこどこ。えっ、わたし?
実は、「忍者の衣装で来てしまって、ショーの邪魔にならないかな」と心配していたのですが、ガイドさんの機転で突如仲間に入れられてしまいました。えーと、まだ駆け出しなんですが、いいですか?なんて言ってる場合ではありません。これはもう乗るしかないですね、このビッグウェーブに!
外にいるサムライや忍者さんも私の存在に気づいたようです。そこで、アッカンベーをしたりお尻ペンペンで挑発したりと私もアドリブで対抗。忍者さんたちも調子を合わせてくれました。ちょっぴり仲間になった気がして嬉しかったな~。
いやいや、嬉しかったじゃないです。私は今日、潜入調査に来たんですよ!
この後、ツアー客はバスを降り、さらに商店街や沿道の人を巻き込んでついにクライマックス!
「忍者が忍者ショー見てるよ~」と、通りすがりのおばあちゃんに笑われる私。すみませんが、カメラの前に立たないでもらえますか?いまいいところなんですよ、お連れのおじいちゃんも一緒になって笑わないように!
ここからがまたハラハラドキドキ、コメディありアクションありで面白いのですが、続きはぜひツアーに参加して見届けてください!
画:いずみ朔庵
【まとめ】
「忍者」というのは正体がわからない分、人々に夢を与える存在でもあります。『サムライ&忍者 サファリ』バスツアーの忍者さんは、普段何気なく生活している私たちに「忍者って本当にいたんだ!」という気持ちにさせてくれる夢のある忍者でした。これからも浅草の街を跳んだり跳ねたりして、ワクワクさせてくれるのでしょうね。(つづく)
◆今日の忍者さん
名前:赤丸
忍者歴:4年目
忍者の好きなところ:見た目、設定
得意技:アクロバット
コスチュームのポイント:赤いスカーフ
Q:忍者にとって大切なものは?
A:対応力
Q:忍者の活動に使って欲しいと1億円もらいました。あなたなら何に使う?
A:ヒーロー映画のようなワイヤーアクションのできる装置を作りたいです。
◎浅草エンタメバス『サムライ&忍者 サファリ』◎
集合時間:1便 9:50 / 2便 12:50
出発時間:1便 10:00発 / 2便 13:00発 ※土・日曜運行
所要時間:70分
予約:2日前の22:00まで
募集人員:1便あたり20名(最少催行人員1名)
旅行代金:大人4,500円/子ども4,000円
集合場所:住所:東京都台東区浅草2-5-5 浅草六区セントラルスクエア
企画実施会社:株式会社 JTB
申し込み・問い合わせ:セグラスツアーデスク TEL:03-5830-7627
※JTB店舗でもお申込みいただけます。(プランコード:1JGF818-Cをお伝え下さい)
Web申し込みはこちらから↓https://opt.jtb.co.jp/kokunai_opt/p/p1021040/【朔庵亭 いずみ朔庵イラストレーションギャラリー】
http://www.sakuan.net/取材協力:浅草エンタメバス『サムライ&忍者 サファリ』
https://opt.jtb.co.jp/kokunai_opt/p/p1021040/