忍者修行 其の六 ~自然体でしなやかに生きる。くノ一、見参!の巻㊦~&【コラム:忍者の豆】⑦
そんな茉莉さんの活躍が見られるプロレスですが、私が子供の頃はしょっちゅうテレビで中継をしていて、クラスの男子は休み時間の度にプロレスごっこ。私も一時期見ていましたが、プロレスって盛り上がるんですよね。場内アナウンスや入場シーン、名物レフェリーなど、興行そのものをひとつのエンターティンメントとして楽しめるんです。
ちなみに私が好きだった選手は天龍源一郎です。蝶野正洋のケンカキックやグレート・ムタの毒霧も好きでした。ムタが忍者をイメージしてたのは、さっきウィキペディアで知りました。
画:いずみ朔庵
プロレスは格闘技の中でもショー要素が高いですが、私は「観る格闘漫画」ではないかと思っています。熱血タイプの主人公、それをとりまく個性的な仲間、いかにも強そうに立ちはだかる敵の数々。そこには友情や裏切りがあったり、挫折した主人公が再び立ち上がったり。そういうドラマがプロレスにはあります。
ヒール(悪役)と言われる人たちがいるのも特徴です。武器を使ったり卑怯なことをして、時には場外乱闘でお客さんも巻き込むサプライズ。いかにお客さんに楽しんでもらえるかを考えつつ試合を進めていくのは、なかなか難しいんじゃないでしょうか。
【まとめ】
茉莉さんとお話ししていると、肩の力が抜けていて、とてもしなやかな印象を受けます。忍者になりたくて忍者をめざした人、ビジネスやスキルアップの過程で結果的に忍者になった人など、さまざまですが、いずれも自分が忍者であることに強い自意識を感じることがありました。
茉莉さん、カッコいいですよね!
彼女の場合、やっていることはものすごく忍者を追求しているにもかかわらず、ご本人はあまり意識していないように見えます。例えて言うなら、日本で暮らしている日本人が、自分が日本人であることを普段はそれほど意識して生活していない、というような感じでしょうか。「私は日本国籍の日本育ちなので、お米も食べるし味噌汁も飲みますよ」とわざわざ人に言って回らないですよね。
自然体で生きている彼女は、やはり現代のくノ一。肩肘張らず、取り入れるべきことは吸収し、変化も恐れない。「女の武器」という言葉がありますが、それはお色気や女性らしさのアピールではなく、自然体でしなやかに楽しく生きていく、という事なのかもしれません。これからもプロレスやアクションの世界でファンを楽しませてくださいね!
それでは記念に写真を撮りましょう。私の腕をつかんでどうするんですか? えっ、得意技を見せてくれるんですか? ぎゃー、茉莉さん、浮いてる浮いてる! 編集さんも笑いながら写真撮ってないで助けてください~!(つづく)【コラム:忍者の豆?】
画:いずみ朔庵
「くノ一」は実在したのでしょうか?「くノ一」は「女」という字を崩した隠語で、もともとは女性一般のことを指していました。「忍者」の言葉と同じく、戦後創作物で女忍者を「くノ一」と表現したことからその呼び名が定着しました。
実在したと言われる女忍者は信濃国、望月盛時の妻、望月千代女の名があげられますが、本当のところはわかっていません。『万川集海』には、女性を利用した「くノ一の術」の記録はあるものの、この女性も忍者だったのかまでは書かれておらず、本人は知らずに手を貸していた可能性もあります。もし存在したとしてもおそらく戦闘要員ではなく、潜入、諜報、連絡係などが主だったのではないでしょうか。
≪茉莉さんの出場予定大会≫◎11/15(木)18:30~ アクトレスガールズ後楽園ホール大会
◎11/23(金)12:00~/17:30~ アクトレスガールズ大阪すみのえ舞昆ホール大会
◎11/25(日)12:00~ 覆面MANIA41 新木場1stリング大会
◆女子プロレス団体「アクトレスガールズ」のHPhttps://www.actwresgirlz.com/興行スケジュールの詳細やチケットの購入方法は上記ウェブサイトをご覧ください。
※チケット取得時は「茉莉さんの扱い」にするとご本人が喜びます!◆「アストアクション」のHPhttp://ast-action.jp 【朔庵亭 いずみ朔庵イラストレーションギャラリー】
http://www.sakuan.net/