新刊『恋と歌舞伎と女の事情』第2回 装丁(表紙デザイン)の秘密に迫る
好評発売中の新刊『恋と歌舞伎と女の事情』の見どころを紹介する「新刊ナビ」。第2回は、書籍の“顔”ともいえる表紙を取り上げます。実は今回の書籍の表紙まわりには、パッと見ただけではわからない秘密(?)が隠されているのです。新刊『恋と歌舞伎と女の事情』コチラから購入できます。
【秘密その1】構図に凝ってみました ピンク色の帯を巻いた表紙まわりでまず目につくのは、女性の乱れた足、そして川の流れを思わせる着物の裾。あれっ? と思って裏返してみても、そこに見えるのは役者絵を握った手とかんざし。で、肝心の顔は?? ゆっくりピンク色の帯を外してみてください。夢見る江戸の女の子が現れます。この艶やかなカバー装画を描いてくれたのは、江戸が大好きなイラストレーター・いずみ朔庵さん。著者の仲野マリさんとデザイナーさんと何回も打ち合わせを重ねたうえで、完成した作品です。
【秘密その2】せっかくだから、表紙カバーも外してみてください
帯を外したら、次は表紙カバーも外してみてください。書名と著者名が入った表表紙の右下に、女の子の顔。……そうです。イラストは同じものなのですが、表紙カバーとは違うレイアウトデザインになっています。(表紙と表紙カバーのデザインの違いを楽しんだ後は、表紙カバーを元どおりに付けていただけると、うれしい……)
【秘密その3】ピンク色にも意味があります 表紙カバーに巻かれているピンク色の帯。この「ピンク」にも秘密があります。その答えは……ピンク色は著者・仲野マリさんのイメージカラーなのです(笑)。
いかがでしたか? ちなみに、WEBマガジンの連載を彩った、いずみ朔庵さんが描くヒロインのイラストも、モノクロ掲載ではありますが全作品を書籍に収録してあります。こちらもぜひ、堪能してください。新刊『恋と歌舞伎と女の事情』コチラから購入できます。
【イラストレーター・いずみ朔庵さんからのメッセージ】
今回、私が書籍の表紙カバー用に描いた着物の女の子は、歌舞伎好きで、恋に恋している江戸時代後期の大店の娘さん。鮮やかな振り袖の周囲には、役者絵が散らばっています。実はこの女の子、著者の仲野マリさんをイメージして描いたものなのです。歌舞伎の話となると、いつも心から楽しそうに話してくれる仲野さんは、年下の私が言うのも変ですが、キュートでかわいい女性。そのイメージを表紙イラストに反映させました。結果として、イラストレーター・いずみ朔庵の新たな方向性が出せたのではないかと思っています。
【朔庵亭 いずみ朔庵イラストレーションギャラリー】
http://www.sakuan.net/
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