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駆け出し忍者のくノ一修行
イラストレーター
いずみ朔庵
忍者修行 最終回 ~死闘!小田原で風魔と忍者対決? の巻㊦~
 というわけで、やっとのことで内部に潜入しました。どうやらここは修行の場になっているようです。
 忍者の変装術や記憶術などを体感的に学べるパネルもあれば、忍び歩きなどを実際に修行できるエリアもあります。色々なところで修行してきましたが、テーマに合わせて身体を動かせる施設は初めて。忍者修行をしたいチビッコはもちろん、大人も一緒に楽しめます。小田原城の敷地内には忍び装束のレンタルができるところがあるので、是非とも忍者の格好でチャレンジしてもらいたいですね。

楽しそうですが、修行です

 まずは、ボルダリングかロープを使って壁を登る修行にチャレンジ!でも、これがなかなか難しい。腕の筋肉がないと身体が持ち上がらず、1.5m程度の壁が登れないのです。うーん、これでは風魔に負けてしまう。えっちらおっちら登りきり、次に進むことができました。
 壁伝いに歩く修行や、ゆらゆら動くハスの葉が浮かんだ池を渡る修行を終えると、忍び歩きで廊下を歩く修行が待ち構えています。抜き足、差し足、忍び足。お城やお寺には「鶯(うぐいす)張り」という床が作られていることがあり、わざと音が出るようにしておくことで侵入者に気がつく工夫がしてあります。それと同じで、ここの廊下も大きな足音を立てると……?

 こちらの施設は学習に役立つ忍者の解説に力を入れていますが、特徴的なのは風魔独特の忍術を取り入れていることです。風魔は、あらかじめ決めた合言葉を合図に、一斉に立ったり座ったりすることで敵味方を判別する「立ちすぐり、居すぐり」という術を使っていました。

一人でやるとちょっとさみしい

 この「立ちすぐり、居すぐり」をゲーム感覚で楽しめる修行にも挑戦!合言葉を聞き、それに合った動作が書かれたボタンを押し、3回クリアできれば合格なのですが、なんと1回目からミス!本物の潜入調査ならここでアウトです。風魔忍者、おそるべし……。

 隠し通路や刀の隠し場所を見つける修行や、草むらに隠れたり、岩などになりすます「隠法」の修行を終えて、いよいよ最後のミッションです。巨大スクリーンに映し出される敵の忍者をバーチャル手裏剣で倒していきます。所定の位置で腕を振ると手裏剣や爆弾が繰り出され、爆発シーンなどは大迫力!最大5人までプレイできます。風魔と対決するつもりだったことは、もはやすっかり忘れて熱中してしまいました。


画:いずみ朔庵



画:いずみ朔庵

 結局、風魔を助ける形でミッションを終えた私は、その足で小田原城へ。
 実は、メインの修行の合間を縫って、忍び文字を集めていました。4つ集めると暗号が完成するのですが、小田原城に行ってその暗号を伝えると記念品がもらえます。まるで任務を遂行してお殿様にご褒美をもらったような気分になれますね。
 小田原城も2018年5月にリニューアルされて、内部は小田原城や北条氏に関する展示室になっています。はるか昔は遊園地になったり、敷地内に動物園があった時代もあるそうで、今でもその片鱗が見られます。時代の価値観と共に生き、今の姿があるのですね。
 「小田原NINJA館」はオープンしたばかり。今後、さまざまな日本文化とのコラボや忍者ショーなども検討中だそうです。もしかしたら「ご当地忍者」が誕生するかもしれませんね。忍者を楽しむ人だけでなく、忍者になりたい人も、これからの小田原に注目です。

◆今日の忍者さん



名前:Naoyan-kee  忍者歴:2年
忍者の好きなところ:忍んでいるところ
Q:忍者にとって大切なものは?
A:忍者は忍術を統べる者ではなく忍び耐える者
Q:忍者の活動に使って欲しいと1億円もらいました。あなたなら何に使う?
A:和楽器バンドとコラボしたNINJA MUSICを創る

◎小田原NINJA館◎


住所:神奈川県小田原市城内2-6 小田原城址公園
アクセス:JR「小田原駅」から徒歩10分
TEL:0465-23-1373(小田原市観光協会)
営業時間:午前9時~午後5時(午後4時30分入館締切)
休館日:12月31日、1月1日
入館料:大人 300円、小・中学生 100円 
    団体(30名以上)大人240円、小・中学生 80円
ホームページ:
https://odawaracastle.com/index.php?burl=castlepark/historicalmuseum/

◆小田原城址公園 今後のイベント


写真提供:小田原市観光協会

「小田原城あじさい花菖蒲まつり」


期間:2019年6月1日(土)~16日(日)※入場無料
「日本100名城」として知られる小田原城に、約2,500株のあじさいと約1万株の花菖蒲が咲き競います。

【朔庵亭 いずみ朔庵イラストレーションギャラリー】
http://www.sakuan.net/
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【いずみ・さくあん】
歴史や時代物をはじめ、着物や和柄など日本文化に関するイラストを得意とし、時代小説の挿絵や装画などを中心に活動中。担当した装画には、『お文の影』(宮部みゆき)、『ぼんくら同心と徳川の姫』シリーズ(聖龍人)、『恋と歌舞伎と女の事情』(仲野マリ)などがある。和雑貨メーカーへのデザイン提供や江戸解説も行うなど、“江戸が好きすぎるイラストレーター”として活動中だが、実は幼いころから大の忍者好き。2017年には「甲賀流忍者検定」初級に首席で合格し、現在は一人前の忍者になるために修行中。著書に『財布でひも解く江戸あんない~マンガで辿る江戸時代に暮らしと遊び』(誠文堂新光社)がある。
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