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駆け出し忍者のくノ一修行
イラストレーター
いずみ朔庵
忍者修行 其の八 ~実践あるのみ!忍者屋敷で敵を倒せ!の巻㊦~
 「ビーッ、ビーッ」。ふいに警報のような音が鳴りだしました。「夜叉が来たぞー!」
 あ、忘れてた。あまりに楽しいのでうっかりしてましたが、ついに敵の襲来です!

 忍者さんに梯子をのぼった先にある狭い部屋に案内され、戦闘準備です。まず背負わされたのが、夜叉からの攻撃をカウントする装置。4回攻撃されると「死亡判定」がつくと説明を受けます。ここから戦いが始まるのですが、あれ、手裏剣は? 刀は……?
 「この屋敷のどこかにあるので、がんばって探すように!」
 えっ!!
 「あ、それから制限時間内に家宝10個見つけてね。」
 なんですって……?

画:いずみ朔庵



衣装はなんと全員自前。黒づくめにすると忍者っぽくなります

 あたふたとしている間に「家宝探し」と「敵を倒す」のミッションがスタート! 敵はレーザー銃を持っているので、直接対決では勝てません。敵が出てきたらまず身を隠し、相手がスキを見せた瞬間に攻撃! ヒット・アンド・アウェイで倒すのがコツとのこと。家宝探しをしつつ、隠れる場所もあらかじめ見つけておかなければなりません。
 家宝探しと言っても、どこから手をつければいいのやら。私たちは床やら壁やら、怪しげなところを調べ始めます。最初は何もないかと思いましたが、こんなところに扉が! こんなところに秘密の穴が! というように楽しくなりはじめた頃。

 ついに、夜叉が姿をあらわしました! 暗くてはっきり見えないのもあって、結構こわいのです。ビビった私は、当初の目的も忘れて近くにいた友人をぐいぐい前に押しやって逃げまわります。そう、忍者の本分は戦いを避けて生きて帰ること。みんなの勇姿は私がきっと後世に伝えるからね……! 物陰に隠れているから、ぜんぜん見てないですけれどね。

 ところが、目の前にいた夜叉がふいに動きを止めました。友人の1人が「時間を止める忍術 (※詳細を語るとカエルにされてしまうかも。詳しくは言えません)」を使ったのです。こ、これはチャーンス! 先ほどさんざん盾にした友人から刀を奪うと、背中から切り込みます! 「ううー!」っとうなりその場にうずくまる夜叉。やったぁー!

いいところは積極的に奪いに行きます



 夜叉は一度の攻撃では倒せません。この後も何度か襲ってくるのですが、その間にもタイムリミットはどんどん迫ります。まだ見つかっていない家宝がいくつか。焦る私たち。
 「夜叉は去ったぞー!」。忍者さんの声でタイムアウト。見つけた家宝を床に並べてみましたが、ひとつ足りませんでした。くぅー、残念!

残念ながら私は146点の「下忍」

上忍は修行者の一割程度。最高得点は375/400点だそうです

 次に背負っていた死亡判定カウンターを確認します。私は3回攻撃されたようで、ギリギリ生存。みんなも無事でしたが、私がさんざん盾にした友人だけに死亡判定がついていました(ごめんなさい)。忍者さんたちからねぎらいの言葉を頂き、記念撮影をして修行終了。

 最後に成績表をもらいました。手裏剣等の修行や生存度は各自の点数に反映されますが、家宝探しや夜叉への攻撃は全員が同じ点数をもらえます。つまり、チームを組んで作戦を立てて戦った方が良い点数が取れるということなんですね。
 点数によって下忍、中忍、上忍に認定され、上忍になると名前の札を貼り出してもらえます。また、IDつきの「忍者証明書」をもらえるので、何度もチャレンジして上忍を目指すのもいいですね!

【まとめ】
 物陰に隠れたり、秘密の扉を見つけたり。ゲームの世界が現実になったような感じがして、とても楽しめました。頭で考えたようには動けないことや、「こわい」という気持ちから思わぬ行動に出てしまうなど、実際に身体を使ったことでの発見もありました。ネット社会、バーチャル社会になりつつある今だからこそ、こういう体験型が面白いのかもしれませんね。
 『方南町忍者屋敷シュリケン』を運営する株式会社HLCさんは「方南町を遊園地に」をテーマに、ほかにもお化け屋敷やヒーロー活動など地域密着型の活動を続けています。そして、「忍者屋敷シュリケン」はラスベガスへの進出、はては世界中にアジトを作りたいんだとか! 世界中どこにいっても忍者修行できるなんて素晴らしいですね。最後に、今回の任務に一緒に挑んでくれた友人たち(照紗、坂本嘉種<ザリガニワークス>、大前壽生 ※敬称略)、ありがとう!


◎方南町忍者屋敷シュリケン◎


住所:東京都杉並区方南2-23-22 方南ファミリーコーポ共同ビル 3F
アクセス:東京メトロ丸ノ内方南支線 「方南町駅」1番出口、徒歩1分
TEL:03-6454-6786
営業時間:平日(不定休)、土曜・祝日14:00〜20:00/日曜15:00〜20:00
※予約制。営業日は公式HP「チケットサイト」をご確認ください
料金:子ども/大人共通 2,800円(税込) ※別途324円の発券手数料がかかります
所要時間:約60分 ※完全入替制
※「当日リベンジ」や、予約不要の「子ども解放DAY」もあり。詳細はHPを参照
ホームページ・予約サイト:http://obaken-event.wixsite.com/shuriken/

【朔庵亭 いずみ朔庵イラストレーションギャラリー】
http://www.sakuan.net/
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【いずみ・さくあん】
歴史や時代物をはじめ、着物や和柄など日本文化に関するイラストを得意とし、時代小説の挿絵や装画などを中心に活動中。担当した装画には、『お文の影』(宮部みゆき)、『ぼんくら同心と徳川の姫』シリーズ(聖龍人)、『恋と歌舞伎と女の事情』(仲野マリ)などがある。和雑貨メーカーへのデザイン提供や江戸解説も行うなど、“江戸が好きすぎるイラストレーター”として活動中だが、実は幼いころから大の忍者好き。2017年には「甲賀流忍者検定」初級に首席で合格し、現在は一人前の忍者になるために修行中。著書に『財布でひも解く江戸あんない~マンガで辿る江戸時代に暮らしと遊び』(誠文堂新光社)がある。
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