秋コーデの4パターンを考えました。この時期は、紅葉や菊、イチジク、ブドウといった季節感のある絵柄を組み合わせるのも楽しいですが、秋を連想させる色でまとめるのも好きです。
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最初は、この店のオーナー・葉月さんが大好きだという黄色のコーディネートです。ろうけつ染めの赤い草木模様が縦に入った黄色地の着物に、葉にも見える大胆な柄をあしらった織帯を合せました。黄色は紅葉やイチョウの色づいた葉を連想させる色で、帯を黒にすることで初秋にふさわしい、シックな着こなしができると思います。
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次は、不思議な柄に惹かれて選びました。茶、緑、オレンジ、黄色の順に並ぶ幾何学模様がレンガにも機織りの糸にも見える小紋で、規則正しく並ぶ黒の四角と白のドットがポイントになっています。このような個性的な着物には、ブドウの実や葉、菊の花をイメージさせるモダンな柄の帯がおすすめ。帯と着物の色が共通しているので、相性がとてもいいです。
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秋らしい柄を探していると、カラスと柿が描かれた染めの帯を見つけました。このようにカラスをあしらうのはかなり珍しいと思います。この帯は秋のイベント「ハロウィーン」にも、すごくよいチョイスです。黄色、オレンジ、緑、黒、白の縦縞が映える、この小紋ともよく合っています。
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最後は、ベージュ色の紬と紫の織帯でまとめた上品で大人っぽいコーディネートです。ポピーが咲き乱れる帯は、黒のポピーにビロードを使っているのがとってもおしゃれ。クリーム色のポピーは着物のドット柄と同じ色でつながっています。私はこの着物と帯に黒い帽子とブーツと合わせて、劇場などにお出かけしてみたい！ 本格的な秋の訪れが待ち遠しいです。（つづく）
「キモノ葉月 大塚」の近江川葉月さんとシーラさん
（撮影：下條祐美）
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