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美しいくらし
フランスの美しい田舎と小さな村ワイン 写真と文
木蓮
第3回 南仏プロヴァンスの小さな村【ルールマラン】

 「あなたが、とっても好きそうな村があるのよ」
 約20年ぶりとなるフランス旅行で、プロヴァンスに住む友人宅を訪れた際、ワクワクしながら連れていってもらった村、ルールマラン。

 その頃はまだ日本に住んでいた私ですが、久しぶりにもらった短い休暇を使い、パリから初めてTGVに乗り、南仏プロヴァンスを訪れたことを今でも鮮明に思い出します。はちみつ色と呼ばれるプロヴァンスの可愛い村々にすっかり魅了され、「どうして、今の時代にこんな世界があるの?」と興奮しながら、写真を撮りまくった日々。

 それから数年後、まさか自分がフランスに住むことになるとは思いもよらず、次に訪れたのは夫と一緒に、その次は母の初めてのフランス旅行、そして友人たちと……と、数えきれないほどこの村を訪ねることになりました。

 ルールマランがあるヴォクリューズ県は、ゴルドやルシヨンをはじめ、多くの「フランスの最も美しい村」を抱えていますが、女性に人気のあるこの村の魅力は、おしゃれなカフェやレストラン、雑貨屋さんがあることでしょう。
 毎週金曜日の8時から13時までマルシェが行われており、地元で採れるオリーブやそれらを使ったタプナード(オリーブ、アンチョビ、香辛料などをペースト状にしたソース)、南仏独特の色遣いの器など、小さなマルシェを訪れるのも楽しみの一つです。


 この村には、ノーベル文学賞作家アルベール・カミュの墓があることも知られています。

 彼の数々の名言の中にある「やってみた上でないと何もわからない」は、私の信条の一つでもあり、フランスの小さな村を紹介する指針にもなっています。本やネットで見ただけの情報では、どうしても伝わらない村の雰囲気やそこに集う人々の空気感……、小さな村を紹介するだけなら、ネット情報を拾えば簡単なのかもしれませんが、やはり訪れてみて初めてわかることもたくさんあるからです。

ルールマラン城

 4月末にこちらを訪れる機会があれば、ぜひ体験していただきたいのが、ルールマラン城で行われる「Fête renaissance(ルネサンス祭)」。フランス各地で行われるこういった中世祭は興味深く、薬草の使い方や鷹や鷲などの猛禽類を使ったショーなど、普段見られないフランスの歴史を肌で感じることができます。

 ルールマランを訪れると、いつも歩くのがメイン通りを離れた細い路地。一人で静かに村の中を歩いていると、印象的な景色にいくつも出合うことができます。
 それは、美しいアジサイが咲くお庭だったり、壁に張り付いた藤の花だったり……。

 さぁ、歩き疲れたら一休み。
 メイン通りにあるおしゃれなイスが並ぶカフェから、自分好みの店を見つけましょう。そんな楽しみ方も村巡りの醍醐味ですね。

 私の友人たちにも絶大な人気を誇り、フランスの小さな村の中でも、華やかで可愛らしいこの村は、一度訪れたら「また行きたい!」と思う村の一つとなることでしょう。
 掘り出し物に出合えるブロカントショップ(英語ではJUNK(ジャンク)と呼ばれる古道具の店)もありますので、お買い物の時間を少し多めに見ておくのもいいかもしれません。

 南仏プロヴァンスの小さな村、ルールマラン。人と違った旅をされたい方にお勧めです。



☆ソムリエおすすめ! ルールマランの小さなワイン☆



リュベロン・ルージュ

「リュベロン・ルージュ」


ドメーヌ(生産者):シャトー・サン=ピエール・ド・ メジャン

 心地よい果実味の余韻が残る赤ワイン。フランスでは日照時間が最も長いといわれるリュベロンで作られ、シラー主体の力強い味わいが特徴となっています。

リュベロン・ブラン

「リュベロン・ブラン」


ドメーヌ(生産者):シャトー・サン=ピエール・ド・ メジャン

 3種のブドウ(クレレット50%、ヴェルメンティーノ30%、グルナッシュブラン20%)でどんな料理にも。冷やす温度で味わいが変化し、複雑な表情を持ちます。

◆ルールマランの小さなワインの詳細は?


ソムリエ・堀澤和弘さんの「ワインコラム」はコチラ⇒

協力:株式会社グラムスリー「moulla(ムーラ)」
http://www.moulla.jp/


★木蓮さんのブログ【フランス小さな村を旅してみよう!】
http://ameblo.jp/petit-village-france/

※WEB連載原稿に加筆してまとめた『フランスの花の村を訪ねる』が(発行:東海教育研究所、発売:東海大学出版部)絶賛発売中です。
WEB連載「フランス 花の村をめぐるたび」はこちらをご覧ください。
WEB連載「フランスの花の村を訪ねる」はこちらをご覧ください。
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【もくれん】
フランスの「おへそ」にあたるオーヴェルニュ地方の人口200人に満たない小さな村に在住する日本人女性。フランス人の夫との結婚を機に渡仏。いきなり2人のフランス人娘の母親になり悪戦苦闘だったが、生来の自由気ままな性格と、さまざまな地域に接しているオーヴェルニュの地の利を生かし、名もなき小さな村を訪ねる旅にどっぷりはまる。「パリだけではないフランスの美しさを伝えたい」と、「フランスの小さな村宣伝大使」を自負し、訪ねた村々をブログで紹介している。花にあふれる美しい村の魅力を伝えるブログは、日本でも多くのファンがいる。
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