× close

お問い合せ

かもめの本棚に関するお問い合せは、下記メールアドレスで受けつけております。
kamome@tokaiedu.co.jp

かもめの本棚 online
トップページ かもめの本棚とは コンテンツ一覧 イベント・キャンペーン 新刊・既刊案内 お問い合せ
来て見てイベント
るーが行く!【老舗散歩ツアーを取材する~の巻】 かもめの本棚 広報宣伝担当
カモメのるー
第1回 吉原ゆかりのスポットをぐるっと歩く

三ノ輪駅前に集合! 老舗散歩に出発です
 こんにちは~。「かもめの本棚」広報宣伝担当・カモメのるーです。最近ではInstagramでも人気急上昇中(?)のボクが、突撃レポーターとして参上! 『東京おいしい老舗散歩』の刊行を記念して実施された町歩きツアー「著者と歩く、江戸さんぽ(江戸文化の発信地、浅草&吉原編)」(主催:Tokyo Wonder Club)を密着取材したよ。新刊に登場する吉原・浅草の散歩コースを、著者で江戸文化研究家・安原眞琴さんの案内で巡る約2時間の町歩きツアー。1月20日開催の募集が始まるとすぐに満員御礼になったので、急きょ2月4日にも追加募集をした人気ツアーなんだ。ツアーの模様や老舗散歩の見どころを、前編・後編にわたって紹介するネ。

『東京おいしい老舗散歩』の著者で江戸文化研究家の安原眞琴さん。ツアーを案内してくれるよ
15人のツアー参加者と一緒に、いざ出発!
 るーが密着取材した1月20日は、満員御礼の15人が参加。案内役の安原さんとツアー会社のお姉さんの引率のもと、朝9時30分に東京メトロ日比谷線「三ノ輪駅」から出発!皆さん、打ち合わせをしたかのように防寒対策もバッチリです。
 それにしても、思い返せば前回の【るーが行く!】は、さわやかな初夏の軽井沢(杏さん、元気かな?)。そして今回は真冬の東京……。その間、決してサボッていたわけではないけど、なんでこんなに時間が過ぎているんだろう? う~ん、そこは深く考えないことにして……。よーっし! カモメは風の子(?)。少々寒くたって、冬の散歩を楽しむぞ~。

吉原の遊女たちが眠る浄閑寺へ


遊女の悲しい最期を思いつつ、一葉ゆかりの地へ
 最初に向かったのは、三ノ輪駅からすぐの場所にある「浄閑寺」。安政2年(1855年)の大地震で亡くなった、引き取り手のない遊女が投げ込むように葬られたことから、「投げ込み寺」とも呼ばれるお寺なんだ。この大地震以来、供養された無縁仏は約2万5000体にものぼるんだって。
 若くして亡くなった遊女たちに思いを馳せつつ、女流作家・樋口一葉ゆかりの「一葉記念館」(外観見学)と「樋口一葉旧居跡碑」へ。吉原遊郭近くの下谷龍泉寺町(現在の台東区竜泉)に10カ月ほど住み、駄菓子屋を営んでいた一葉。吉原遊郭を舞台に淡い恋を描いた小説『たけくらべ』は、この地に住んでいたからこそ書けた傑作なんだね。
 「旧居跡碑のある通りはその昔、茶屋町通りというにぎやかな商店街だったんですよ。向かいにある『おし田』の田舎まんじゅうは、素朴でおいしいんです~」と安原さん。わざわざ教えてくれたんだから、当然のように「おし田」さんに立ち寄ってくれるのかと思いきや、あっさりスルー。残念ですが、地元グルメはお預けネ(トホホ……)。でも、気を取り直して先を急ごっと。団体行動は時間厳守だからね~。

一葉記念館。すぐに近くに樋口一葉旧居跡碑があるよ

安原さんが歴史や見どころなどを説明してくれたんだ



鷲神社でおまんじゅうをパクリ
 そうこうするうちに、鷲(おおとり)神社に到着。毎年11月に行われる「酉の市」が有名だよね。今はもの静かな境内だけど、これが酉の市になると一転! 大小色鮮やかな熊手がずらりと並ぶ様子は、圧巻の艶やかさなんだって。一度はこの目で見ていたいなー、なんて考えていると、ここで休憩タイム! なんと、先ほど素通りした「おし田」さんの田舎まんじゅうを、参加者一人ひとりに配ってくれるというではありませんか!!
 思わずうれしくて顔がほころんだのは、ボクだけじゃないはず(うふふ……)。つぶあんがぎっしり詰まった蒸したてホカホカのおまんじゅうを、みんなで仲よくパクリ。素朴で優しい味わいに、たちまち笑顔になっちゃった! 

鷲神社は商売繁盛の神様だから、気合を入れて拝んでおくね

おし田さんの田舎まんじゅう!

 
 

 心もおなかも満たされたところで、再び吉原へ。まずは花園公園に立ち寄り、吉原遊郭とゆかりの深い吉原神社を参拝。そこから吉原大門があるメインストリートを抜け、遊郭の出入り口にあったという「見返り柳」を見物してきたよ。吉原のスポットをぐるりと歩いたところで、次はいよいよ最終目的地の浅草を目指して歩くぞ!(後編へつづく)

吉原神社には吉原遊郭に祀られていた5つの稲荷神社と吉原弁財天が合祀されているそう




※WEB連載原稿に加筆してまとめた単行本『東京おいしい老舗散歩』を好評発売中です(発行:東海教育研究所、発売:東海大学出版部)。WEB連載「東京ぶらり老舗散歩」はこちらをご覧ください。本の見どころは、新刊ナビ・「新刊『東京おいしい老舗散歩』の魅力はココ!」で紹介しています。

ページの先頭へもどる
【かもめのるー】
[名前] カモメのるー
[所属] かもめの本棚編集部
[年齢] 永遠の3歳
[サイズ]片手に乗るぐらい
湘南生まれの新宿育ち。「かもめの本棚」の広報宣伝担当。「かもめの本棚」の書籍や記事を皆さんにもっと知ってもらいたい! という思いを胸に、西に東へ飛び回っている。「これからも応援よろしくね」(るー)
新刊案内