京都の丹後地方にある「create ebara」さんの着物です。これらの着物は、2019 年から2020 年にかけて「丹後ちりめん創業300年」のアンバサダーを務めた際の特別な経験を思い出させてくれる私の宝物です。最初の一枚は、私が丹後とはまだ縁がなかったころに東京で購入しました(写真いちばん下)。表地と裏地が全く違う表情を見せる素晴らしい反物を見て、どうしても欲しいと思ったのです。仕立てる際、半分は表地、半分は裏地を見せるように「片身替わり」で縫い上げてもらいました。その後、テレビの仕事で丹後を訪れた際、この反物がcreateebara の工房で作られたものだと知り、その不思議な縁に驚きました。
私が着ている着物は、緯糸(横糸)に21色もの糸を使った反物で仕立てました。着物を作る際、反物のサンプルから色を選ぶようにと言われたのですが、どれもあまりにも美しくて選ぶことができずにいた私を見て、このような手の込んだ本当に美しい反物を作ってくれたのです。何度も機械を止めて糸を抜き、また糸を通すという作業を重ねて、完成しました。世界に一つだけの、とても特別な着物です。(つづく)
(写真:Todd Fong)
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