× close

お問い合せ

かもめの本棚に関するお問い合せは、下記メールアドレスで受けつけております。
kamome@tokaiedu.co.jp

かもめの本棚 online
トップページ かもめの本棚とは コンテンツ一覧 イベント・キャンペーン 新刊・既刊案内 お問い合せ
美しいくらし
フランス 花の村をめぐる旅 写真と文
木蓮
第1回 花の村ってどんなところ?(下)

※このWEB連載原稿に加筆してまとめた単行本『フランスの花の村を訪ねる』が絶賛発売中です(発行:東海教育研究所、発売:東海大学出版部)。


ボルムレミモザの見事なブーゲンビリア



 今回ご紹介する街は、コート=ダジュール地方にある美しい花の村、4つ花ラベルを持つ「Bormes les mimosas(ボルムレミモザ)」。この街は130kmに及ぶミモザ街道の出発地点にあたり、毎年2月になるとミモザ祭りが行われます。1月から2月末ごろまで咲くミモザの花は、「冬の太陽」といわれるコート=ダジュールの象徴。祭りは、この花の開花を祝うものでもあります。

 この村の海側には、フランス大統領の別荘があるブレガンソン要塞やワイン農園とオリーブ農園を営むシャトーレウベ(Château Léoube)など見どころがたくさんあります。

 しかし、私は6月中旬ごろに咲くブーゲンビリアの美しさに一目惚れしました!
 石壁一面に広がるブーゲンビリアを見たとき、感動のあまりしばらく動けなかったほど。

 街中にある細い階段を降り、石畳の角を曲がるたび、思わず「わ~っ!」と声を上げてしまったくらい、美しい景色が目に飛び込んできます。
決してきらびやかなブランドショップや歴史ある建造物が立ち並ぶわけではありませんが、花好きな方ならこの楽しさはおわかりでしょう。

もちろん、ブーゲンビリアだけでなく、キョウチクトウやルリマツリ、アジサイなど、ほかにもいろいろな花がこの街にはいっぱい! ぜひ、皆さんにもこの花のトンネルをくぐっていただきたいと思います。

これから、私の大好きないくつかの花の村をご紹介したいと思います。お楽しみに!


【写真提供:木蓮】
★木蓮さんのブログ【フランス小さな村を旅してみよう!】
http://ameblo.jp/petit-village-france/

【Villes et Village Fleurisのサイト】(フランス語)
http://www.villes-et-villages-fleuris.com/
【ボルムレミモザ観光局公式日本語サイト】
http://mimosa-tourisme.jimdo.com/
ページの先頭へもどる
【もくれん】
神戸出身。フランスの「おへそ」にあたるオーヴェルニュの人口200人に満たない小さな村に在住する日本人女性。フランス人の夫との結婚を機に渡仏。さまざまな地域に接しているオーヴェルニュの地の利を生かし、名もなき小さな村を訪ねる旅にどっぷりはまる。フランスの小さな村の美しさに魅了され、「パリだけではないフランスの美しさを伝えたい」と、訪ねた村々をブログで紹介。みずみずしい写真と住んでいる人間ならではの視点で人気を呼んでいる。著書に『フランスの小さな村を旅してみよう』『フランスの花の村を訪ねる』(東海教育研究所)。
新刊案内