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美しいくらし
フランスの花の村こぼれ話 写真と文
木蓮
第1回 雑貨屋めぐりの村その1 ラ・カディエール・ダズール
 『フランスの花の村を訪ねる』で紹介しているのは、自分たちの村を愛してやまない住民たちによって育まれている個性豊かな村ばかり。四季折々の花とともに、村をめぐる旅人を楽しまれてくれるのが、ちょっとした買い物や地元のおいしい食材です。新連載では、書籍では紹介しきれなかった村の素顔を著者の木蓮さんにそっと教えてもらいます。第1回は、女子が大好き! かわいい雑貨屋めぐりです。

 同じ地中海に面する地域でも、エズ村のあるアルプ・マリティーム県と隣のヴァール県では雰囲気が変わります。当初、私にとってヴァール県は、なんとなく地中海つながりでコート・ダジュールのイメージがありましたが、それが違っていたことに気づいたのは、ヴァール県の小さな村を旅しているときによく言われた言葉でした。

「ここはプロヴァンスだからね」

 プロヴァンスの雰囲気とは? それを少し感じていただける小さな村を紹介しましょう。

雑貨屋の店先で
 ヴァール県にあるラ・カディエール・ダズールは、かわいい雑貨屋さんもあるので女性にお勧めの村。駐車場から坂道をのぼると、マルクス・ドルモワ通りからガブリエル・ペリ通りにかけて、レストランや雑貨屋さんが密集しています。とても小さな村なのでその規模は知れていますが、ちょっとおしゃれな店に出合うことができます。
 置いてあるインテリアやリネン類からも、明るく開放的なプロヴァンスの雰囲気が漂ってきます。
 
 すてきな店と出合い、お気に入りの雑貨を見つける――。プロヴァンスの村めぐりの大きな楽しみの一つです。(つづく)

(写真提供:木蓮)

★木蓮さんのブログ【フランス小さな村を旅してみよう!】
http://ameblo.jp/petit-village-france/

※WEB連載原稿に加筆してまとめた単行本『フランスの花の村を訪ねる』が(発行:東海教育研究所、発売:東海大学出版部)絶賛発売中です。
WEB連載「フランス 花の村をめぐるたび」はこちらをご覧ください。
WEB連載「フランスの花の村を訪ねる」はこちらをご覧ください。
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【もくれん】
神戸出身。フランスの「おへそ」にあたるオーヴェルニュの人口200人に満たない小さな村に在住する日本人女性。フランス人の夫との結婚を機に渡仏。さまざまな地域に接しているオーヴェルニュの地の利を生かし、名もなき小さな村を訪ねる旅にどっぷりはまる。フランスの小さな村の美しさに魅了され、「パリだけではないフランスの美しさを伝えたい」と、訪ねた村々をブログで紹介。みずみずしい写真と住んでいる人間ならではの視点で人気を呼んでいる。著書に『フランスの小さな村を旅してみよう』『フランスの花の村を訪ねる』(東海教育研究所)。
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