こんにちは! 「かもめの本棚」広報宣伝担当・カモメのるーです。好評販売中のミュージシャン・石川浩司さんの新刊『懐かしの空き缶大図鑑』(東海教育研究所)、もう読んでくれたかな? 今回は、4月11日に東京・紀伊國屋書店新宿本店で開かれた「出版記念トーク&ミニライブ&サイン会」をレポートするよ。イベントを告知する紀伊國屋書店のウェブサイトやポスターには、「バンド『たま』のランニングがやってくる!」というキャッチコピー。“缶コレ大魔王”石川浩司さんの新宿進出に、歌舞伎町に君臨する「ゴジラ」もおびえているかも?!

どんな話が飛び出すか? 楽しみ~!(撮影:永田まさお)
開始時刻の夜7時、「世界一の空き缶コレクター!」というコールで石川さんが登場すると、会場のイベントスペースを埋めた40人の参加者から大きな拍手が沸いた。
「今日は、全国、津々浦々からいらしてくれてありがとう!」と石川さんの第一声。「まさか、海外から来てくれた人はいないよね?」と会場に語りかけると……なんと、フィリピンやタイから来てくれた人が手を挙げた。るーは、ビックリ! 石川さんの人気はワールドワイドなんだね~!
さあ、いよいよ爆笑トークの始まり始まり~。司会進行は、この本の担当編集者Hだから、新刊をめぐる裏話も聞けそう。期待が高まる~!
あの空き缶は、どこにあるのか?
壁に飾られたコレクション
トークはまず、石川さんの膨大な空き缶コレクション(缶コレ)の収蔵場所の謎から。なにしろバンド「たま」が1990年にメジャーデビューする前から始めた缶コレは、34年間で3万缶! いったいどこにあるの? 答えは、「全部、石川さん家にある」。イベントでは、壁を飾る缶コレデコレーションの写真も紹介されたんだよ。
飲んだ缶ドリンクは1日平均すると2.4本。石川さんの友人で、漫画家の西原理恵子さんが新刊書に描いてくれたイラストにある「石川さんの身体を通り過ぎた無駄缶」という言葉がリアルに響く……。
昭和の空き缶ベスト3を発表! その膨大なコレクションの中から選りすぐりのお宝缶650缶を紹介しているのが、この
新刊『懐かしの空き缶大図鑑』というわけ。トークでは、その中から「昭和を代表する缶ベスト3」を発表。
ジャジャーン! ここで、るーが特別に紹介しちゃいます!
まずは「スーパー・マリオ」のキャラクター缶。世界的に有名な“髭のおじさん”も、登場したてのころは初々しかった!? そして、昭和世代の音楽シーンを激変させた「ウオークマン」のコマーシャル缶、かつての国鉄がJRになったときの記念缶など、石川さんの心に残る昭和缶が紹介されました。

スーパーマリオ・コーヒー(サッポロビール)

ウオークマン ディスコテイスト(明治乳業)

アサヒ生ビール祝開業JR62.4.1(朝日麦酒)
お気に入りの空き缶がモニターに映し出されるたびに、石川さんから飛び出す思い出話の数々。「編集部が総出で何度もわが家に来て、空き缶を1000缶くらい回収。20年、30年と放置されていた空き缶たちを、撮影に向けてせっせと磨いてくれたんだ。これからもずっと磨いてね!」と石川さんが言うと、会場からは笑い声が。

パワフルなライブに、会場は大盛り上がりだったよ!
(撮影:永田まさお)
トーク終了後の質問コーナーでは、「石川さんのお好みの缶ドリンクは?」といった初級レベルから、プルタブの形状の変化やベコベコになったアルミ缶の修復の方法など上級レベルのマニアックな質問も出たんだよ。
こうして短くも濃い時間はあっという間に過ぎ、締めくくりの白熱ライブ。石川さんはギターを片手に会場狭しと飛び回り、で熱唱してくれました。う~ん、いつ聴いても感動しちゃいます!
熱気と余韻が残る会場ではサイン会も実施。石川さんを囲み、しばし談笑が続きました。
参加してくれた人たちも皆、大感激してくれたみたい。「3月の新刊記念ライブには来られなかった」と言っていたフィリピン在住の女性は、「石川さんのおしゃべりが面白くてずっと笑いっぱなしでした。ライブも堪能したし、大満足です!」と話してくれました。よかった~。
SNSでも「これで、今週も頑張れる!」とか「トークも面白かったし、サインもいただけて感動した!」「先月のトーク&ライブとは、またひと味違う楽しい時間でした」など、たくさんの反響が。皆さん、ほんとうにありがとう!
『懐かしの空き缶大図鑑』は、ただいま絶賛販売中。もうすぐ令和最初の夏が来る。缶ドリンクを片手に、本書で昭和から平成を振り返ってみては?