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食べるしあわせ
フルーツをめぐる冒険 フルーツハンター
森川寛信
第1話 ついにドリアンを食べる旅へ㊦
 

旬のドリアン産地でよく見る光景



フルーツハンターの世界へようこそ
 ドリアンハンティングの旅に出てまず驚いたのは、フルーツカレンダーにもとづいて移動している「フルーツハンター」ともいえる人たちが少なからず存在することです。
 ドリアンフェスティバルやマンゴーフェスティバルといったフルーツフェスティバルは、世界中で行われています。多くは、収穫祭だったり、マーケティング目的のイベントだったりしますが、ヨガなどのアクティビティをしながらひたすらみんなでフルーツをお腹いっぱい食べる、フルーツハンターの同窓会のような位置づけのフェスというのもあります。

ミンダナオ島のダバオで参加したアットホームなフルーツフェス

 日本でも10年近くフルーツオンリーの生活をしている方が以前話題になったことがありましたが、30年間フルーツしか食べていないというリビングレジェンド(生きる伝説)のような「フルータリアン」にもフェスで出会いました。ちなみに、水の代わりにヤシの実ジュース、肉の代わりにオルタナティブミートとして注目されているジャックフルーツなどがあるので、日本でフルータリアンになるよりも敷居は低そうです。

 さて、日本はトロピカルフルーツこそ少ないものの、世界に名だたるフルーツ大国です。いちご、ぶどう、ももなど四季折々のフルーツ狩りが、定番アクティビティとして全国的にここまで浸透してる国は他にないように思います。でも、日本人が海外旅行でフルーツファームを訪れることもなければ、東南アジアを旅して美味しいドリアンを堪能したという話もあまり聞きません。なんてもったいない!

 ちなみに、「ドリアンって臭いんでしょ」というのはドリアン最大の誤解で、新鮮なドリアンに不快なにおいは全くないのです。「ドリアン=玉ねぎの腐ったような臭さ」という誤解がまかり通っていることが残念でなりません!マレーシアのドリアンファームを訪れると、中華系旅行者の爆食い系ドリアンツーリズムで溢れているというのに。

フルーツツーリズムってアリなんじゃないの?

腕より太いバナナ

 スーパーマーケットからマーケット、マーケットからファーム、さらにジャングルやラボへ。ドリアンやトロピカルフルーツを探求していくうちに、そんな想いが僕の中でふつふつとわきおこってきました。
 昨今旅のテーマは多様化しており、ファームステイを楽しむアグリツーリズムや、ミシュラン星付きレストランを巡り歩くフーディーズが流行っています。ミシュランの三つ星の定義は、「そのための旅行する価値のある卓越した料理」。その観点で考えると、三つ星の価値があるフルーツはたくさんあると思うのです。

 一概にドリアンといっても、5キロを超える大玉から手のひらサイズの小粒まで、果肉の色も白・黄・オレンジ・赤などさまざま。腕より太いバナナや顔より二回りも大きいジャックフルーツ、僕よりも重いスイカ。青いバナナや白いマンゴー、黄色いドラゴンフルーツ、世界は未知のフルーツで満ち溢れています。
 これから、「フルーツをめぐる冒険」と称して全6話。美しく、美味しく、珍しく、奥深いフルーツの世界をガイドできればと思います。

【森川寛信公式ウェブサイト】
http://worldbeater.tv/
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【もりかわ・ひろのぶ】
1981年生まれ。大手ゲーム会社に勤務する傍ら、世界最古の球技「スポールブール」日本代表として、2005年から2013年まで5回連続世界選手権出場(2007年世界10位)。 「大きく学び、自由に生きる」がテーマの学び場「自由大学」にて、「じぶんスタイル世界旅行」の講義を担当するなど、10年以上にわたってパラレルキャリアを実践している。海外出張、スポールブール遠征、世界放浪、世界一周新婚旅行などで訪れた国は50カ国以上。
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