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食べるしあわせ
ととら亭のギョーザ裏話 「旅の食堂ととら亭」店主
久保えーじ
第4回 ポーランドの「ピエロギ」 

ととら亭のピエロギ(スープバージョン)



 ピエロギは確かにおいしい。しかし、ギョーザをバターとベーコンの脂身で食べる。それも数が7、8個ともなると東洋人の胃腸にはなかなか厳しいものがあります。ととら亭でもどのように紹介しようかと悩んでいたときに出会ったのが、甘酸っぱいビーツのスープにピエロギを入れた、ポーランド版ワンタンスープともいえる「ピエロギ・ズ・バルシュタム」でした。
 この料理に出会ったのはポーランドを出国する前日だったので、「これだ!」と飛びつきました。「旅のメニュー」に予定していたのが10月から12月だったので、体が温まるスープ仕立ては木枯らしの季節にもぴったりです。2015年当時、東京にはポーランド料理の専門店がありませんでした。ととら亭で提供したところ、遠くからはるばるご来店されたポーランド人のお客さまからもOKをいただき、二重の意味でホッとした僕たちでした。

ポーランドで食べたピエロギ
……そして忘れてはならないのが、バル・ムレチュニィでも食べたポーランドのギョーザ、ピエロギです。一説によれば中国のジャオズがロシアに伝わってペリメニになり、それがさらにポーランドへ伝播して根づいたそうです。その真偽はともかく、面白いのは経由地よりも伝わった先で人気がブレイクしたこと。ポーランドのレストランでは必ずといっていいほどピエロギが置いてあるばかりでなく、その専門店まであるのです!(久保えーじ著『世界まるごとギョーザの旅』より)

※WEB連載原稿に加筆してまとめた単行本『世界まるごとギョーザの旅』が絶賛発売中です(発行:東海教育研究所、発売:東海大学出版部)。
WEB連載「世界まるごとギョーザの旅」はこちらをご覧ください。

【「旅の食堂ととら亭」のホームページアドレス】
http://www.totora.jp/
※『世界まるごとギョーザの旅』の出版を記念して、東京・中野区野方にある「旅の食堂ととら亭」で《世界のギョーザ特集》を2017年7月10日までの期間限定で実施中。 期間中はスロバキア・韓国・アゼルバイジャンの3種類のギョーザが“旅のメニュー”として登場します(6月12日~29日は取材旅行のため休業。詳細はととら亭のHPを参照)。
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【くぼ・えーじ】
1963年神奈川県横浜市生まれ。ITベンチャー、商業施設の運営会社を経て独立。「旅の食堂ととら亭」代表取締まられ役兼ホール兼皿洗い。20歳のころからオートバイで国内を旅し、30歳からはバックパッカーに転身。いつかはリッチな旅がしたいと常に夢見ているが、いまだ実現していない。特技は強面の入国審査官などの制服組から笑いを取ること。妻・智子(ともこ)は1970年群馬県高崎市生まれ。食品成分分析会社、求人誌営業を経て料理業界へ転身。フランス料理、ドイツ料理のレストランで修業し、旅の料理人となる。見かけは地味だが、スリルとサスペンスに満ちたジリ貧の旅を好む。特技は世界中どこでも押し通す日本語を使った値切り。
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