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るーが行く!【利き醤油に挑戦する~の巻】 かもめの本棚 広報宣伝担当
カモメのるー
『にっぽん醤油蔵めぐり』刊行記念イベントを八重洲BCで開催
 こんにちは! 「かもめの本棚」広報宣伝担当・カモメのるーです。「職人醤油」代表・高橋万太郎さんの新刊『にっぽん醤油蔵めぐり』(東海教育研究所)が好評発売中です。今回は、6月27日に東京・八重洲ブックセンター本店で開かれた刊行記念イベント「全国の醤油蔵トーク&利き醤油の会」をレポート。かぐわしい醤油の香りに包まれた会場の様子を紹介します!


 全国に残る1200蔵のうちの3分の1、約400もの醤油蔵を訪ね歩いた“醤油のプロ”が厳選した醤油の味比べができるとあって、あいにくの雨にも負けず会場に集まってくれた参加者は20人。皆さん、なんとなくウキウキした雰囲気です。るーも楽しみ!

 イベント開始時刻となり、拍手に包まれて登場した高橋万太郎さん。「醤油メーカーの名前をいくつ挙げられますか?」と早速、会場の皆に向けて質問です。
湘南生まれ、新宿育ちのるーは、自信満々に「キッコ―●●!」と叫んだものの、その後が全く出てこない……。高橋さんの新刊を隅から隅まで熟読したはずなのに、なぜ、どうして、名前が出てこないの?

 皆が頭をひねる中、なんとメーカー名を5つも上げられた人が! 聞けば、松屋銀座にある「職人醤油」の店舗を何度も訪れているお得意さんだそう。「キッコーゴ(近藤醸造)、金笛(笛木醤油)、弓削多醤油、ヤマロク醤油、森田醤油」と、新刊でも紹介している蔵の名前に、高橋さんは「すごいですね! 大手どころが全く入っていない」とひとこと。会場が笑いに包まれる中、「今日は皆さんに、知っているようで知らない醤油の世界を少しでも広げてもらいたいと思っています。まずは醤油の味の違いから、確かめていただきましょう」
 早くも「利き醤油の会」の始まりです!

「利き醤油」に挑戦! いちばん人気は?
 6人で1テーブルを囲む参加者たち。一人ひとりの目の前には、醤油の種類や取り扱い全銘柄が掲載された「職人醤油」のカタログ、小さな透明のカップ6個とプラスチックのミニスプーン、そして水。カップを並べて、白、淡口、濃口、再仕込、溜、甘口と順に6種類の醤油を注いでいくと、会場全体にフワッと醤油のいい香りが広がってきました。醤油って、こんなにかぐわしいものなんだね。

 全員のカップに6種類の醤油が注がれて準備が整ったら、ミニスプーンで醤油を1種類ずつすくい、味比べの開始です。高橋さんから「直感で“いちばんおいしい”と感じる醤油をひとつ、逆に“これはちょっと苦手だな”と思うものをひとつ選んでください」と説明が。皆、ときどき水で口直しをしながら、真剣に味わっています。

注ぐと醤油の香りが広がる

色の違いがグラデーションに


 ひと通り試したころ合いを見計らって、好きな醤油と苦手に感じる醤油はどれか、参加者に挙手してもらいました。その結果は……。

白醤油   好き=5、苦手=5
淡口醤油  好き=4、苦手=0
甘口醤油  好き=4、苦手=5
濃口醤油  好き=3、苦手=4
再仕込醤油 好き=2、苦手=3
溜醤油   好き=2、苦手=3
 

高橋万太郎さん

 「僕が仕組んだかのごとく、皆さんバラバラになりましたね」と、高橋さんは満足げな表情。「いちばん人気のある白醤油は、実は最も不人気でもありました。これが醤油の面白いところなんです」
 利き醤油をするたび、結果はいつもバラつきが出るのだそう。ほんとに、人の好みは“十人十色”なんだね! 今回は醤油をそのまま味わった結果ですが、いろいろな食材と合わせたり、熱が加わったりすると、相性も変わってくるのだとか。るーも、いろいろ試したくなりました。

よい造り手にスポットライトが当たるように

 イベントの終盤は、参加者からの質問コーナー。会場からは、オトナが気になる醤油の塩分濃度や、木桶の材質などについて質問が出されました。実は、るーも新刊を読んで多くの醤油蔵が木桶を使っていることに驚き、気になっていたところ。高橋さんによれば、そのほとんどは杉材。木桶はかつて大量生産品だったことから、成長が早く加工しやすい杉が使われたんだって。そして、木材にある顕微鏡レベルの小さな穴に蔵の微生物がすみつくことで、蔵特有の味わいを醸し出してくれるのだそう。勉強になりました!

 これまで出会った醤油蔵や造り手とのやりとり、育んできた信頼関係などを振り返り、「私が好きになる職人さんが造るものは、きっとお客さまにも気に入っていただけるはず。その一心でここまでやってきて、それは間違いではなかったと確信が持てるようになりました」と語った高橋さん。「これからも地方のよい造り手にスポットライトが当たるよう、情報発信していきたい。この本がそのきっかけになればいいですね」と締めくくりました。

 参加者のひとりで、フランスから日本の発酵文化を研究するために留学しているという女性は、「醤油は大好き。種類によって味わいの違いがあることを知り、ますます興味がわきました」。かねてから醤油に関心があるという男性は、「その日の気分や体調でも好みが変わるのが醤油の面白さ。これからも味わいの違いを楽しみたい」と話してくれました。
 終了後のサイン会も大盛況のうちに終了。外に出ると、雨上がりの夜空が広がっていたのであ~る。(おわり)

 全国400以上の醤油蔵を訪ね歩いた“醤油のプロ”高橋万太郎さんが厳選した45蔵と「この1本」を紹介する新刊

『にっぽん醤油蔵めぐり』

はコチラから購入できます!


★対談:伝え残したい味を求めて →高橋さんと、気鋭の寿司職人・岡田大介さん(「酢飯屋」店主)、ともに伝統の食文化に新風を吹き込もうとしている2人による特別対談!
★るーが行く!【醤油の世界に魅せられる~の巻】 →5月29日に東京・下北沢の「本屋B&B」で開かれた刊行記念イベント「なぜ九州の醤油は甘いのか?」の潜入レポート!
★書籍の元になった連載「にっぽん醤油蔵めぐり」はコチラから、「職人醤油のつくりかた」はコチラからどうぞ

【職人醤油―こだわる人の醤油専門サイト】 https://www.s-shoyu.com
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【かもめのるー】
[名前] カモメのるー
[所属] かもめの本棚編集部
[年齢] 永遠の3歳
[サイズ]片手に乗るぐらい
湘南生まれの新宿育ち。「かもめの本棚」の広報宣伝担当。「かもめの本棚」の書籍や記事を皆さんにもっと知ってもらいたい! という思いを胸に、西に東へ飛び回っている。「これからも応援よろしくね」(るー)
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