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美しいくらし
フランスの花の村を訪ねる
木蓮
最終回 圧倒されるピンク色の壁(上)


 もともと、野に咲くシンプルで飾り気のない花が好きだった私。しかし、ボルム・レ・ミモザの村(第1回「花に愛された村 ボルム・レ・ミモザ」)を訪れてから、ブーゲンビリアにも惹かれるようになりました。
真っ青な地中海と美しいピンクの花のコントラストは、「いかにもコート・ダジュールの夏!」という雰囲気が漂います。

ヴィルフランシュ・シュル・メールの町
 中でも、ヴィルフランシュ・シュル・メールという小さな漁師町では、壮大なブーゲンビリアに出合うことができます。この町は、小さいながらもニースの喧騒から逃れ、バカンスを楽しむ人たちでいつもにぎわいます。そんな海沿いのおしゃれなレストランやカフェを眺めるのも一つの楽しみ。私も、海を眺めながらキンキンに冷えたレモネードを飲むのが大好きです。

 入り組んだ古い家並みから、ときどき立ち止まっては海を眺めるのも風情があっていいものです。海風に吹かれながらふと空を見上げると、窓辺に飾られた花が目に入ります。また、海沿いには14世紀初頭に建てられたサン・ピエール礼拝堂がありますが、この小さな礼拝堂の改装はあのジャン・コクトーが手がけ、観光客に非常に人気があります。

コクトーが手がけた教会
 
 海沿いをブラブラ歩いていると、町とは反対側のビーチにピンクの壁が見えてきます。「何だろう?」と思って近づいてみると……。
 ビーチ沿いにある線路の壁面一面に咲くブーゲンビリアでした。壁伝いに咲くブーゲンビリアは本当に圧巻! 町から少し歩かなくてはなりませんが、行ってみる価値は十分あります。
(つづく)

【写真提供:木蓮】
★木蓮さんのブログ【フランス小さな村を旅してみよう!】
http://ameblo.jp/petit-village-france/

※WEB連載原稿に加筆してまとめた単行本『フランスの花の村を訪ねる』が2017年8月に発売されます(発行:東海教育研究所、発売:東海大学出版部)。



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【もくれん】
フランスの「おへそ」にあたるオーヴェルニュ地方の人口200人に満たない小さな村に在住する日本人女性。フランス人の夫との結婚を機に渡仏。いきなり2人のフランス人娘の母親になり悪戦苦闘だったが、生来の自由気ままな性格と、さまざまな地域に接しているオーヴェルニュの地の利を生かし、名もなき小さな村を訪ねる旅にどっぷりはまる。「パリだけではないフランスの美しさを伝えたい」と、「フランスの小さな村宣伝大使」を自負し、訪ねた村々をブログで紹介している。花にあふれる美しい村の魅力を伝えるブログは、日本でも多くのファンがいる。
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