× close

お問い合せ

かもめの本棚に関するお問い合せは、下記メールアドレスで受けつけております。
kamome@tokaiedu.co.jp

かもめの本棚 online
トップページ かもめの本棚とは コンテンツ一覧 新刊・既刊案内 お問い合せ
美しいくらし
フランスの花の村を訪ねる
木蓮
第1回 花に愛された村 ボルム・レ・ミモザ(下)

春を告げる「ミモザ祭り」では来場者に花が投げかけられる



 この村の美しい時期は、実はミモザの季節だけではありません。
 母と初めて訪れたのは、初夏。村の中に一歩入り、私は思わず息を飲みました。
 春から秋にかけて村中に咲き誇るブーゲンビリアが、まるで傑作の絵画を前にしたときのように私を圧倒したのです。石壁一面に広がるブーゲンビリアの洪水に、感動のあまりしばらく動けなりました。

 母と2人、街中にある細い階段を降り石畳の角を曲がるたび、思わず「わ~っ!」と声を上げてしまったほど、目には鮮やかなピンクが飛び込んできます。一度、この景色を知ってしまうともう大変! 目の奥に残るあの景色を見たくて、その後、私は何度もこの村を訪れることになりました。

 決してきらびやかなブランドショップや有名な建造物が立ち並ぶわけではありませんが、花好きな方ならこの楽しさはおわかりになるはず。村には、もちろんブーゲンビリアだけでなく、キョウチクトウやルリマツリ、アジサイなど、ほかにも多くの花が競うように咲き乱れます。
 ボルム・レ・ミモザの村は、まさしく「花に愛された村」です。

【写真提供:木蓮】
★木蓮さんのブログ【フランス小さな村を旅してみよう!】
http://ameblo.jp/petit-village-france/


※WEB連載原稿に加筆してまとめた単行本『フランスの花の村を訪ねる』が2017年8月3日に発売されました(発行:東海教育研究所、発売:東海大学出版部)。WEB連載「フランス 花の村をめぐるたび」はこちらをご覧ください。WEB連載「フランスの花の村を訪ねる」はこちらをご覧ください。

ページの先頭へもどる
【もくれん】
フランスの「おへそ」にあたるオーヴェルニュ地方の人口200人に満たない小さな村に在住する日本人女性。フランス人の夫との結婚を機に渡仏。いきなり2人のフランス人娘の母親になり悪戦苦闘だったが、生来の自由気ままな性格と、さまざまな地域に接しているオーヴェルニュの地の利を生かし、名もなき小さな村を訪ねる旅にどっぷりはまる。「パリだけではないフランスの美しさを伝えたい」と、「フランスの小さな村宣伝大使」を自負し、訪ねた村々をブログで紹介している。花にあふれる美しい村の魅力を伝えるブログは、日本でも多くのファンがいる。
記事一覧
新刊案内