[内容]
東京中野区野方にある『旅の食堂ととら亭』は、えーじさんと智子さん夫婦が旅先で出会った感動の味を再現した“旅のメニュー”を提供するお店。取材&研修の際には1〜2週間程度、お店を休んで旅に出る。それも1年に平均3回も!! なんともうらやましい、ちょっと変わった小さなお店。そんな彼らが追いかけ続けているのが世界のギョーザだ。驚きと発見が待っている旅の模様を、軽快な文章とおいしそうな料理写真の数々で紹介する。
[目次]
1 ギョーザをめぐる旅の始まり/トルコのマントゥ
2 本場のおいしさとの出会い/中国のジャオズ
3 行ってみなければわからない/ドイツのマウルタッシュン
4 悩み多き個人旅行/アゼルバイジャンのダシュバラとギューザ
5 知られざる美食の国へ/ジョージアのヒンカリ
6 生まれ変わるギョーザ/韓国のマンドゥ
7 ギョーザの専門店がある国へ/ポーランドのピエロギ
8 取材はつらいよ/スロバキアのピロヒー
9 地平線に広がる料理[1] ウズベキスタン/中央アジアのマンティとチュチュバラ
10 地平線に広がる料理[2] カザフスタン/中央アジアのマンティとチュチュバラ
11 地平線に広がる料理[3] キルギス/中央アジアのマンティとチュチュバラ
◇『旅の食堂ととら亭』の舞台裏◇
・食を追う2人の旅人
・旅は仕事の一部
・“旅のメニュー”ができるまで
・包み方にも謎がある
・食のミッシングリンクを追いかけて
[久保えーじ(くぼ・えーじ)]
1963年神奈川県横浜市生まれ。会社員勤務を経て2010年、妻にして旅の相棒であり料理人でもある智子とともに、現地で食べた感動の味を再現した“旅のメニュー”を提供する『旅の食堂ととら亭』を開業。同店の代表取締まられ役兼ホール兼皿洗い。20歳のころからオートバイで国内を旅し、30歳からはバックパッカーに転身。いつかはリッチな旅がしたいと常に夢見ているが、いまだ実現していない。 |