[内容]
いつまでも若々しく健康に過ごしたい——女性のみならず、古今東西、誰もが願うこと。それをかなえるのが「アンチエイジング」です。石井教授は、今でこそ老化の最大要因として知られる「活性酸素」について、老化との因果関係を世界で初めて解明するなど、大学ならではのエビデンス(科学的根拠)に基づく研究成果や新たな知見を発信してきました。
本書は、著者が長年にわたり取り組んできたアンチエイジングに関する研究から見えてきた老化のメカニズムと、その対処として日々の生活の中で実践できる取り組みを、思わず笑える4コママンガやQ&Aも交えてわかりやすく紹介。家族全員の健康を考える格好の一冊です。巻末には、2006年の開設以来、延べ1500人以上が受診し、リピーター率が5割以上に上る東海大学医学部付属東京病院のアンチエイジングドックの紹介も所収。
[目次]
プロローグ 〜美しく、健康に老いるために〜
Chapter1 見た目年齢は体内の老化に比例する!
Chapter2 老化とは体がサビること!?
Chapter3 あなたの体はオーダーメード
Chapter4 アンチエイジングにも「黄金バランス」がある!
Chapter5 ちょっと待って! その行動が老化を招く
Chapter6 家族の「これから」は食生活が決める!
エピローグ 〜石井流アンチエイジング・ライフのすすめ〜
[石井直明(いしい・なおあき)]
1951年、神奈川県生まれ。東海大学工学部応用物理学科原子力工学専攻卒業。同大学医学部助手、講師、助教授を経て教授。同大学ライフケアセンター長。1986年から2年間、アメリカ・ロッシュ分子生物学研究所に留学。医学博士。専門は老化学、健康医科学、分子遺伝学。1998年に世界で初めて老化と活性酸素との因果関係を分子遺伝学的に証明し科学雑誌『Nature』に掲載される。日本基礎老化学会理事長、日本老年学会理事、日本抗加齢医学会理事・評議員などを歴任。主な著書に『分子レベルで見る老化』(講談社)、『老化の生物学』(化学同人)など。多くのテレビ番組や新聞、雑誌などで老化や健康、子どもの食育について解説している。 |