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『にっぽん醤油蔵めぐり』

高橋万太郎 著

訪ね歩いた醤油蔵は全国400蔵以上。
醤油のプロが45銘柄を厳選、
味わい深い職人が手塩にかける
“この1本”を紹介。

2019年5月25日発売
四六判・並製・272頁
定価 1,540円(税込)
ISBN:978-4-924523-04-3

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[内容]

醤油のセレクトショップ「職人醤油」を営む高橋万太郎さんは、全国に1200余りある醤油蔵のうち、これまでに400以上の蔵を訪ね歩いている“醤油のプロ”だ。本書は、その中から万太郎さんが敬愛してやまない職人たちが丁寧に醤油を造る45蔵を厳選。彼らが手塩にかけた“この1本”45銘柄と、醤油の違いがわかるシンプルレシピも紹介する。機械を使わず昔ながらのやり方を守る蔵、京都の味を支えてきた淡口、名だたる老舗蕎麦屋が愛用する再仕込、それだけで煮物がおいしくできる甘口などなど……。醤油観をガラリと変える“この1本”との出会いがここにある。

[目次]

はじめに
本書で紹介している醤油蔵
醤油の造り方
蔵めぐりのアドバイス

◆濃口醤油
この蔵に機械はありません  石孫本店(秋田県)
近藤さんなくして「職人醤油」なし  近藤醸造(東京都)
自社醸造を復活させた若き蔵人の挑戦  ミツル醤油醸造元(福岡県)
〝あるもの探し〟で地域とともに  八木澤商店(岩手県)
国内最大級の木桶で仕込む  足立醸造(兵庫県)
〝科学の視点〟で伝統を継承する  井上本店(奈良県)
欲を出さず、手も抜かず、シンプルに  カネイワ醤油(和歌山県)
データと研究で伝統を支える  栄醤油醸造(静岡県)
醤油蔵と青空が広がるリンゴ畑  鈴木醤油店(福島県)
老舗蔵、年に一度の逸品醤油  タイヘイ(千葉県)
地域の中の醤油屋として  笛木醤油(埼玉県)
営業マンのパワーが新戦力に  福寿醤油(徳島県)
いつでも誰にでも見せられる蔵に  宮醤油店(千葉県)
消費者の立場に立った生産者であれ  ヤマヒサ(香川県)
進取の気性と信念と  弓削多醤油(埼玉県)

◆淡口醤油
醤油を知り尽くした職の淡口  片上醤油(奈良県)
主張せずに素材を生かす  末廣醤油(兵庫県)
京都の味を支える〝花咲か爺さん〟  澤井醤油本店(京都府)
熱烈なファンが支持する味わい  正金醤油(奈良県)

◆再仕込醤油
信念が支える〝田舎の香ばしさ〟  大久保醸造店(長野市)
四季折々に家庭料理の味を支える  岡本醤油醸造場(広島県)
醤油の未来を見据える桶作り  ヤマロク醤油(香川県)
富士山の名水で子どもたちを育む  天野醤油(静岡県市)
〝日本一の醤油〟を目指し続ける  岡直三郎商店(群馬県) 4

◆溜醤油
ご近所にも世界にも開かれた蔵  丸又商店(愛知県)
二人三脚で造る溜醤油  南蔵商店(愛知県)
おいしいものを真面目に造る  中定商店(愛知県)

◆白醤油
原料も環境整備も最上級  七福醸造(愛知県)
“原点探し”でめぐり会った水  日東醸造(愛知県碧南市)
創意工夫で大量の仕込みを実現  ヤマシン醸造(愛知県碧南市)

◆甘口醤油
東アジアへ届ける地域の味  長友味噌醤油醸造元(宮崎県宮崎市)
商圏は小さく、志は大きく  桑田醤油(山口県)
「至誠一貫」で進取の取り組み  鷹取醤油(岡山県)
ご当地グルメを支える味わい  野村醤油(福県)
レンガ室で醸成されるうま味  畑醸造(富山県)
変わらぬ味と親しみやすさ  福岡醤油店(三重県)
鹿児島の味を守り伝える  吉永醸造店(鹿児島県)
変化と挑戦で守る味  吉村醸造(鹿児島県)

◆醤油加工品
安心して食べ続けられるものを  森田醤油(島根県)
多用なニーズへの対応力  山川醸造(岐阜県)
国産丸大豆の天然醸造を守る  有田屋(群馬県)
〝特徴がない〟のが貴重な特徴  遠藤醤油(滋賀県)
派手さはなくても丁寧な仕事  佐々長醸造株式会社(岩手県)
素材を生かす醤油造り  上ホ醤油株式会社(茨城県)
“おかわり”したくなる味  橋本醤油(熊本県)

◆コラム
醤油の種類
豆腐と醤油
回転ずしに持っていきたい醤油
バニラアイスに醤油
木桶のこと
「職人醤油」
あとがき

[高橋 万太郎(たかはし・まんたろう)

1980年群馬県生まれ。立命館大学卒業後、(株)キーエンスにて精密光学機器の営業に従事し2006年に退職。伝統産業や地域産業の魅力を追及していきたいとの思いから、180度転身して2007年に(株)伝統デザイン工房を設立する。現在は、蔵元仕込みの醤油を「気軽に味比べして味わいの違いを楽しみ、醤油の奥深い世界への入り口にしてほしい」と、100ミリリットルの小瓶で販売する「職人醤油」を運営。自ら軽トラックを駆って、まだ見ぬ敬愛すべき職人とおいしい醤油を求め、全国の醤油蔵を訪ね歩いている。
【職人醤油】
www.s-shoyu.com/

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