[内容]
フランスの魅力は花の都・パリだけではない。芸術家に愛されたバラの村、ジャスミンが香る絶景、圧倒されるブーゲンビリアの壁……。色とりどりの花であふれる小さな村を訪ねるのもまた、旅の楽しみの一つだ。村めぐりの際の指針となるのが、フランスの地方自治体を対象とした“花の町と村コンクール”で、レストランを星の数で評価するように4つ花から1つ花に認定された「美しい花の町と村」。素朴で個性的な輝きを放つ小さな村を訪ね歩いているフランス在住の日本人女性が、この「花の町と村」に認定された村を中心に、四季折々のとっておきの景色が見られる30の村を厳選。詩情あふれる写真とともに紹介する。
[目次]
◇フランスの美しい花の町と村とは?
◇フランスの美しい花の村 紀行エッセイ
「春」菜の花(シャルロー)/ミモザ(ボルム・レ・ミモザ)/スミレ(トゥレット・シュル・ルー)/フジ(モンペイルー、コンク)/バラ(ジェルブロワ、ジヴェルニー)/リラ(ベルカステル)
「夏」ジャスミン(エズ)/ラベンダー(ソー、ムスティエ・サント・マリー)/アジサイ(イヴォワール)/ブーゲンビリア(ヴィルフランシュ・シュル・メール、カーニュ・シュル・メール、サン・ポール・ド・ヴァンス)/バカンスに訪ねたい村(シャモニー・モンブラン、ベナック・エ・カズナック、カステルノー・ラ・シャペル、ラ・ロック・ガジャック、ドンム、アヌシー)
「秋」ブドウ(ブド、サン・シル・ラポピー)/紅葉(ラヴォデュー、サレール)/キノコ(サルラ・ラ・カネダ)
「冬」ヤドリギ(オーヴェルニュ)/モミの木(リクヴィール)/クリスマスマーケット(コルマール、カイゼルベルグ、エギスハイム)/クロッカス(ウソン)/スノードロップ(私の村)
[木蓮(もくれん)]
神戸出身。フランスの「おへそ」にあたるオーヴェルニュの、人口200人に満たない小さな村に在住する日本人女性。フランス人の夫との結婚を機に渡仏。さまざまな地域に接しているオーヴェルニュの地の利を生かし、名もなき小さな村を訪ねる旅にどっぷりはまる。「パリだけではないフランスの美しさを伝えたい」と、折々に訪ねた花にあふれる村々の魅力を伝えるブログは、みずみずしい写真と住んでいる人間ならではの視点で人気を呼んでいる。 |