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表紙

『メディア分光器
ポスト・テレビからメディアの生態系へ』

水島久光 著

デジタルメディアは
「いのち」の行方に何をもたらすのか。
リーマンショック後の2009年から、
トランプ大統領登場の2016年までの
マスメディア、地域メディア 、
ネットメディアの動向を論じた時評から、
ポスト・テレビ時代の人とメディアの
新たな可能性を照らし出していく。
月刊『望星』の好評連載時評の
8年間の軌跡に、
書き下ろしエッセイを加えて書籍化。

2017年3月23日発売
四六判・並製・304ページ
定価(本体2,200円+税)
ISBN978-4-486-03904-4

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[内容]

「人間は、物忘れをする動物である。だから失われた記憶を補うために「記録を残す」「他者に伝える」という術を生み出し、それが可能な環境を広げてきた。その集積が僕たちの社会であり、歴史であるとさえ定義することができる。そしてその媒介を果たしてきたのがいわゆる「メディア」である。それが大きく変化する時代に置かれた『メディア分光器』には、通す光の強弱にとらわれず、束ねられたさまざまな声を析出し、描き出す契機になってほしいという期待もあった。」(「はじめに」より)

[目次]

はじめに

INDEX I――時の流れを読む
メディア分光器 2009-2016

2009 期待の現実への接近
2010 テクノロジーと理論と存在と
2011 思考停止との闘い
2012 映像とアーカイブの海へ
2013 再び暴力と不可視の時代へ、なのか
2014 練習問題の日々
2015 「ことば」や「表現」を大切にしよう
2016 道の途中で

INDEX II――対象を読む
揺れ動くメディア

それはテレビではないかもしれない/オールドメディアのささやかな逆襲/デジタルメディアの迷宮/アーカイブと生きるための希望/メディアと社会の境界線に立つ

INDEX III――自らを読む
変化に対峙する

権力と市民――「力」とはなにか/「ある人生」――個人と社会、記憶の歴史学/災害と戦争、あるいは日常と理不尽な死/グローバルとローカル――旅人の身体性/メディアと感性――閉じつつ開かれる世界

あとがき

読書ノート――「分光器」の原材料貯蔵庫について

[水島久光(みずしま ひさみつ)

1961年生まれ。東海大学文学部広報メディア学科教授。慶應義塾大学経済学部卒業後、広告会社、インターネット情報サービス会社を経て、2003年東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。同年東海大学文学部広報メディア学科に着任。著書に『閉じつつ開かれる世界―メディア研究の方法序説』(勁草書房)、『テレビジョン・クライシス―視聴率・デジタル化・公共圏』(せりか書房)、『窓あるいは鏡―ネオTV的日常生活批判』(共著、慶應義塾大学出版会)ほか。

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