[内容]
香りをつくる技術には、感性だけでなく“科学の力”が必要です。蓬田バラの香り研究所の蓬田勝之所長は、これまで40年以上にわたって1000種類をこえるバラの香りの要素を研究し、500以上の香り成分を解析してきた“バラの香り研究”の第一人者“パフューマリー・ケミスト(香りの科学者)”です。
本書ではこれまでの研究をもとに、香りの効能、匂いのメカニズム、香りと美容との関係など、バラ好きが最後にたどり着くといわれている“香り”の秘密に迫ります。バラの香りに関する研究活動や情報発信を通して、バラの魅力を広める活動を展開する「蓬田バラの香り研究所」の最新刊。香りの特徴がひと目でわかるパルファム図や表象マップをはじめ、香りを楽しむバラ園ガイド、「香りのビーンズ」を使ったバラの香りのレシピなども掲載。
[目次]
Chapter1 バラは香りの女王さま
Chapter2 バラの香りで美しく
Chapter3 人はなぜ香りを求めるのか
Chapter4 バラの香りを科学する
Chapter5 バラの香りの系譜
Chapter6 暮らしの中にバラの香りを
Chapter7 オリジナルのバラの香りを楽しもう
[蓬田バラの香り研究所長/パフューマリー・ケミスト 蓬田勝之(よもぎだ・かつゆき)]
1965年に資生堂研究所入社。資生堂リサーチセンター香料開発室参与を経て、蓬田バラの香り研究所長。パフューマリー・ケミスト(香りの科学者)。世界で初めてバラの香りをタイプ別に分類した香料分析のエキスパート。長年の研究をもとにまとめた「香りの7分類」は日本ガーデンローズや切花の香り関連分類の標準となり、香りの製品にも広く応用されている。著書に『薔薇のパルファム』(求龍堂)など。 |