今年六月十八日に開かれる日本人のブラジル移民百年祭。
この一世紀余の間に南米の各地に渡り、新天地を切り開いてきた日本人同胞は、世代を引き継いだ今日、どのような境遇でどう生きているのだろうか。
現地に住んだジャーナリストが最深部から描き出す。
第1章 邦字紙の窓から
第2章 老闘牛士との旅
第3章 それぞれの「マリア」を追って
第4章 テロの記憶
第5章 ふたつの国の挟間で
第6章 棄民政策の証言
第7章 オキナワ村の半世紀
第8章 デカセギを愛した女たち
第9章 日系人候補奮戦記
第10章 ブラジルの記者仲間たち
第11章 再び政治の季節に
終章 奥アマゾン再訪
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