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■2月号の目次
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口絵
ハッピーエンドレス(70) 長尾みのる(イラストレーター)
茶店から社会を見る(71)「イギリス」 大村次郷(写真家)
![特集](images/sp.gif) ![](../images/spacer.gif)
日本が近代化へ向けて疾走した明治から今日まで――。
私たちが捨て去り、失っていったものを数えあげれば、
「義理人情」はその筆頭にくるかもしれない。
長谷川伸は、江戸期に材をとりながら、明治・大正・昭和の時代に、
「義理人情」と「仁義」に篤い庶民の姿を、繰り返し描き続けた。
目の前から失われゆく大事なものを、まるで愛惜するかのように……。
いま、「格差社会」が深刻化して、弱者、敗者が増え続けるとき、
一人ひとりの「弱きを助ける」という“まっとうな思想”に意味はないのか?
社会の底辺から出発した作家・長谷川伸が生涯見据えていたもの、
まっとうな人のあり方、世間のあり方……。
それをいま、私たちは共有することができるだろうか。
特集インタビュー
いま、なぜ「長谷川伸の復活」なのか
はぐれ者、弱者、敗者がうごめく時代に 山折哲雄(宗教学者)
「股旅もの」から「民間史学」への懸命な旅
“良心”の二文字でしか呼べない作家 縄田一男(文芸評論家)
“原郷”の横浜を歩いて考える
長谷川伸が心で聞いた「先祖の呼び声」 朝倉喬司(ノンフィクション作家)
義理や人情には慣れないけれど……
いまの若者にこそ読ませたい長谷川伸 樽本周馬(国書刊行会編集部)
誰がこの「原稿」を書いたのか
長谷川伸の「絶筆」をめぐるミステリー 編集部
コラム情報
長谷川伸とは、どんな人か 編集部
ジャーナル
在日ブラジル人、試練の冬(上) 三山 喬(ジャーナリスト)
『民団新宿60年史』編纂に込めたもの 曹 章煥(在日本大韓民国民団東京新宿支部団長)
足立倫行連続対談〈団塊世代の転進と再生〉
罵倒されたからこそ頑張れた ゲスト・涌井 徹(大潟村あきたこまち生産者協会 代表)
連載 人が“資源”と呼ばれる時代に 吉田敏浩(ジャーナリスト)
連載 もうひとつの日本への旅 川田順造(人類学者)
著者インタビュー
『破天――インド仏教徒の頂点に立つ日本人』 山際素男(作家・翻訳家)
連載コラム
からくり世相ひと皮剥けば 吉田 司(ノンフィクション作家)
百年の日本語「お先へお湯に入ろう」 小林千草(東海大学文学部教授)
あの日・あの味「二つの目玉焼き」 桃井和馬(フォトジャーナリスト)
街の記憶 安房文三(エッセイスト)
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