口絵
ハッピーエンドレス(66) 長尾みのる(イラストレーター)
茶店から社会を見る(67)「ネパール」 大村次郷(写真家)


世におもねらず、時勢に流されず、
権威、権力には、まつろわぬ姿勢を見せて、
ひたすらに己を貫いてきた「不良老人」――。
老いてなお輝いていたその人々の「気骨」や「艶」は、
これからの高齢社会に、何を語りかけるのか。
好評の特集シリーズ完結編。今回もまた
先人たちに「生きる強さ」を学びたい。
【松下竜一】 飾らない、本音の行動者
孤立をいとわない精神の輝き 林田英明(毎日新聞記者)
【田辺茂一】 無邪気に健気に遊び続けた人
「アソビ」の果てに得た「馬鹿になれる精神」 香取俊介(脚本家・ノンフィクション作家)
【松尾邦之助】 オレは、ただオレという唯一無二
戦後日本に「敵前上陸」した無頼記者 鈴木義昭(ルポライター)
【桑迫昭夫】“除かれ者”が見続けた「ポエチカルな光景」
「海賊」のまなざしが最期に観たものは…… 朝倉喬司(ノンフィクション作家)
【岡部伊都子】追悼対談
“明るい絶望”を抱き続けた人
落合恵子(作家)+佐高 信(評論家)
ジャーナル
巨大送電鉄塔の是非ふたたび 早川文象(ドキュメント写真家)
日本にはなぜ、戦没者の「墓地」がないのか 三山 喬(ジャーナリスト)
著者インタビュー 『親の愛は、なぜ伝わらないのか!?』 佐久間真弓さん、藤崎りょうさん
連載 ぼくは都会のロビンソン 久島 弘(フリーライター)
連載 人が“資源”と呼ばれる時代に 吉田敏浩(ジャーナリスト)
連載 もうひとつの日本への旅 川田順造(人類学者)
連載コラム
からくり世相ひと皮剥けば 吉田 司(ノンフィクション作家)
百年の日本語「夫を千里眼で見抜ける?」 小林千草(東海大学文学部教授)
あの日・あの味「生ハム探偵団スペインを行く」 太田尚樹(作家)
街の記憶 安房文三(エッセイスト)