口絵
ハッピーエンドレス(64) 長尾みのる(イラストレーター)
茶店から社会を見る(65)「ベトナム」 大村次郷(写真家)


『山月記』『李陵』などの名作を残し、
三十三歳の若さで死んだ中島敦は、生きていれば今年が白寿。
いまも読み継がれ、教科書に載り、入学試験の例題にも
頻繁に引用される作品や文体の魅力とは何なのか。
実際の短編を全文掲載し、その読みどころを探りつつ、
味わいを楽しんでみたい。
生誕百年の来年に先駆けて贈る「中島敦再入門!」。
小説の“源泉”を覗く
中島敦の うたでない歌 池内 紀(ドイツ文学者・エッセイスト)
漢学の生きるドラマ
中島敦「弟子」の魅力 呉 智英(評論家)
なぜ家族への手紙を書き続けたのか
危うかった“南の島の誘惑” 川村 湊(文芸評論家)
【中島敦作品・全文掲載1】
弟 子
【中島敦作品・全文掲載2】
夾竹桃の家の女
シリーズ 「教育を語ろう」
“指示待ち人間はもういらない”(下) 堀田 力(弁護士・さわやか福祉財団理事長)
ジャーナル
端緒についたばかりの高橋昇研究 金 容権(翻訳家・歴史研究家)
連載 ぼくは都会のロビンソン 久島 弘(フリーライター)
連載 人が“資源”と呼ばれる時代に 吉田敏浩(ジャーナリスト)
連載 もうひとつの日本への旅 川田順造(人類学者)
連載コラム
からくり世相ひと皮剥けば 吉田 司(ノンフィクション作家)
百年の日本語「若夫婦の心理戦、老夫婦の自然体」 小林千草(東海大学文学部教授)
あの日・あの味「更科の蕎麦」 安部譲二(作家)
街の記憶 安房文三(エッセイスト)