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美しいくらし
人人人、イんド 「裸足でスパイス」店主
井上由香
第1回 カラス、ガネーシャ、ジャスミンの花?
 「そうだ、インドへ行こう!」。ある日、突然思い立った井上由香さんが出かけたのは、インド南部のチェンナイ。かつてマドラスと呼ばれ、芥川賞受賞作『百年泥』(石井遊佳著)の舞台となった地です。

 アフリカを旅していたとき、市場で食べたカルダモンライスのおいしさに驚いてスパイスの魅力に開眼。この感動をみんなに伝えたいと思い、帰国後にシナモンやカルダモンなどを移動販売する小さなお店「裸足でスパイス」を始めた井上さん。

 でも、今回の旅のきっかけはスパイスではなく、昨年11月から今年1月にかけて東京・板橋区立美術館で開催されたタラブックス展。インド・チェンナイにある小さな出版社の絵本を紹介するこの展覧会で出合った、絵のリズム感や美しさ、静けさにぐいぐい魅了され、瞬間的に「インド、ついに行くか!」となったのだとか。とはいえ旅先で気になったのは、個性豊かなインドの人・人・人!! その出会いをユーモアあふれる“絵手紙”で振り返ります。


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 インドでの3週間、記憶に鮮明なのは何度も話した人たちの顔。日本に帰ってまたすぐ行きたくなったのは、彼らがいつでも迎えてくれる自信のようなものがついたから。




初めてのインド旅行、チェンナイでの初日は部屋の中をカラスが飛ぶというところから始まりました。チェンナイで探さなくても会えるのは、カラスとガネーシャとジャスミン。外でも内でも……

(つづく)

【「裸足でスパイス」のホームページ】
https://hadasidespice.jimdo.com/

知っているようで知らない魅惑のスパイスワールドを熱く語る! 井上さんのインタビュー記事「好奇心は人生を豊かにするスパイス」はコチラをご覧ください。
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【いのうえ・ゆか】
1978年広島県生まれ。2013年11月から半年間、ケニア、タンザニア、ウガンダを旅したことをきっかけに、翌年から移動販売のスパイス屋さん「裸足でスパイス」を始める。吉祥寺の「ハモニカ横丁朝市」、高円寺の「座の市」など都内近郊で開かれている青空市に定期的に出店している。
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