“香りの女王さま”と呼ばれるバラの香りを、暮らしの中でもっと気軽に楽しんでみませんか？　新連載「バラの香りダイアリー」では、季節のイベントや行事を華やかに演出するオリジナルのバラの香りのレシピを、蓬田バラの香り研究所代表のクロサワ早穂さんが毎月1つ紹介してくれます。

　レシピに用いるのは、長年にわたる研究データをもとに開発された同研究所オリジナルの「香りのビーンズ」。モダンローズの香り7タイプにブルガリアン・ローズの香りを加えた、8種類のカラフルなビーンズです＝図表参照。
　組み合わせ次第で、驚くほど多彩な香りを楽しめるのが魅力。服を着替えるように、そのときどきで違う香りを楽しむ――そんなぜいたくな時間を過ごすヒントが見つかるかもしれません。

　今年も残すところ1カ月あまり。クリスマスももうすぐです。パーティーや忘年会などで、多くの人と楽しく過ごす機会が増える季節ですね。そんなときこそ、自分の魅力を演出できるおしゃれを楽しみたいもの。きらめくイルミネーションに負けないほど輝けるようなバラの香りのレシピを紹介します。


ゴージャスな香りで私が主役に
　ダマスク・モダン、ブルーの華やかな甘さのあるバラの香りを中心とした艶やかで濃厚な香りです。パーティーシーズンにぴったりで気分も上がるゴージャスな印象。この香りを身にまとえば、華やかな集いの中にいても注目されること間違いなし!!

このレシピの香り体験はいかがですか？
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今回の香りの主役: ダマスク・モダン

　8つの香りのタイプの中で今回中心となるのは、ダマスク・モダン。華やかな甘みの中にすっきりとした清涼感があり、より情熱的で洗練された香りです。主にこの香り成分を持つ代表的なバラの品種はパパ・メイアン＝写真。ほかにクリムソン・グローリー、イブ・ピアッチェ、マーガレット・メリルなどがあります。



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