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きれいをつくる
100歳までハイヒール 日本ソワサンタンウォーキング協会代表
松尾多惠子
第3回 靴選びには時間をかけて
 ハイヒールウォーキングには、まず健康な体づくりが必要であることを前回聞きました。今回は、自分の足に合った靴の選び方を紹介します。靴屋さんで試着してぴったりの靴を選んだのに、靴擦れを起こして足が痛くなったという経験はありませんか。その原因は試着方法にあるようです。

トレーニングによって足の形が変化する

 レッスンは、新しい靴ではなくすでに使用している履きやすいハイヒールで練習します。レッスンを重ねていくと、足の形が変わってくるんですよ。たとえば、筋肉が弱くなったために足の横アーチが平らになり外反母趾になってしまった方でも、筋力トレーニングによってアーチがしっかり整ってきます。すると、これまで履いていた靴がだんだん合わなくなってくるのです。その場合は、シューズベルトや中敷きなどで補正しながらレッスンし、ある程度体づくりをしてから、足にあった靴を購入してくださいとお伝えしています。オーダーメイドで靴を作りたいという方にも、トレーニングで足の形が改善するまで「待ってください」と申し上げています。




試着してすぐに決めるのは危険
 合わない靴を長時間履いていると、どうしても足に痛みが出てしまいます。では、足に合ったハイヒールを選ぶにはどうしたらいいでしょうか。「どのブランドがいいですか」とよく聞かれるのですが、人の足の形は千差万別。かかとの形をとってみても、カーブ、厚さ、くるぶしの高さなど皆違います。ほかにも、足の甲の幅や高さ、指の長さも皆さんそれぞれです。左右の足でも全く同じ形ではありません。たとえ自分の足に合うブランドが見つかったとしても、靴のメーカーは複数の木型を使って靴を作るので、すべての靴が合うとは限りません。デザインが気に入ったから、履いてみてぴったりだから、とすぐに決めないほうがいいでしょう。そこで大切なのが試着です。以下の点に気をつけながらじっくり試し履きしてください。

松尾さんのお気に入りのハイヒール。右側のハイヒールの高さは13cm、左側は10cmです
 最初に合わせるのはかかとです。背伸びをしても、かかとが抜けないサイズの靴を選んでください。歩いていてかかとが抜けるようでは、正しい筋力を使って歩くことはできません。前の部分は、親指から小指までを靴の中で動かし、靴のどの部分にも当たらないことを確認してください。当たっている所があると、そのとき痛みを感じなくても歩いているうちに必ず痛くなります。
 かかとがぴったりと合い、指を動かしても問題なく履ける靴が見つかったら、今度は実際に歩いてみて、十分に履き心地を確かめます。最低でも5~10分間必要です。店内にじゅうたんと硬い床のスペースがあれば、どちらも試してみてください。歩いているうちにどこがあたるのか、どんな圧迫感があるかなどがわかってきます。それらを感じることなく快適に履き続けられた靴であれば大丈夫です。

履き心地のよさをつかむ
 シューフィッターさんのアドバイスを受けながら選ぶのもいいですが、履き心地をわかるのはご本人だけ。自分で履き心地のよさを実感することがとても大切です。ぜひ慎重に試着してその感覚をつかんでください。
 私は、これまでさまざまな靴を履いてきてどのブランドのどの木型が合うのかを把握しているので、履いた瞬間にピタッと合う靴に出会うことがあります。それでも試着して、その最初の感覚が間違っていないかを必ず確認しています。

 次回は、松尾さんがハイヒールウォーキングのスクールを始めようと思ったきっかけについてうかがいます。

(構成・正岡淑子)

【日本ソワサンタンウォーキング協会オフィシャルサイト】
http://www.60ans-walk.com/
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【まつお・たえこ】
1950年北海道生まれ。青山学院大学フランス文学科卒業。在学中にミスワールド東京代表に選ばれ全国大会で入賞し、モデルとして雑誌やファッションショーを経験。その後、渡仏し、フランスマダムの姿勢・立ち居ふるまいのエレガンスに魅了される。モデル時代より今日まで30年以上にわたって、日々の暮らしの中で実践し続けてきたウォーキングの技術を誰でも簡単に身につけてもらえるよう体系化し、動作マナーやハイヒールの履きこなし方を採り入れた独自のウォーキングメソッドを確立。2009年、日本初のハイヒールウォーキングを提唱する、一般社団法人日本ソワサンタンウォーキング協会を立ち上げる。人生100年時代の新しいライフスタイルの提案、普及に努めている。
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