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石川浩司の缶コレランニング
ミュージシャン
石川浩司
第5回 いろんなスポーツありマッスル!(下)

陸上部の石川少年も飲んだか? その名も「スポーツドリンク」(ヱスビー食品株式会社)
 そんな僕でも10代のころは、少しはスポーツをした。
ひとつは中学校の陸上部。これは何で入ったかというと、小学生のときは毎年、運動会のリレーの選手に選ばれていたから、自分は足の速い人間だと勘違いしていたのだ。
 ところがこれが大きな間違い。人より成長が早くて背が高かったから走るのも速かっただけで、中学生になった途端に僕の成長はピタリと止まり、僕より背の低かった友達に「おいおい、まだその身長かよ」と、アレヨアレヨと抜かれていった。そしてそれと同時に皆、走るのも早くなり、あっという間にヒューッと凡人へと落ちていった。

 

これはもっぱら観戦用? 「快速快感飲料F-1スポーツ」(株式会社ポッカコーポレーション)
さらに話は飛ぶけど、僕はいわゆるサブカル(サブカルチャー)という言葉が世間に広もうひとつは、高校生のときに流行っていた荘司としおの『サイクル野郎』という漫画に感化されて始めたサイクリング。佐渡を一周したり、当時、住んでいた群馬から徳島まで走ったこともあった。
 ただ、京都では交通事故にあった。曲がってくるタクシーと衝突し、ボンネットの上に自転車ごと乗り上げた。命に別条はなかったが、股間に激痛がして近くの病院へ。すると衝撃の光景が僕の目に飛び込んで来た。

お父さんの必需品? ミルク入りダイエット飲料「ゴルフコーヒー」(上島珈琲株式会社)
 二つしかなかった僕の○玉が三つになってる! そう、股間を強打したので、静脈破裂の内出血をし、もうひとつ○玉ができたくらいの膨らみが増えていたのだ。
 腫れが引けば治るということで心配には及ばなかったが、あの時は焦ったなあ。これからは銭湯とかでギョッとされる体になっちまったと思った……。

 僕のスポーツ体験はそんなもの。
そういえば「ポカリスエット」が出たのが1980年。それから次々にスポーツドリンクやエナジードリンクが出るようになったが、それまではそういう飲み物自体が世の中にほとんどなかった。ドリンク界もニューカマーが次々出るが、広まれば日常となる。
 ちなみに日本にやってきた英語圏の外国人は、「ポカリスエット」を見るとドキリとするそうだ。
 「えっ、日本人は、汗を飲むのですか!?」と。(つづく)

2万本にもなる石川浩司さんの空き缶コレクションから選りすぐりの1本を、「かもめの本棚」公式インスタグラムで紹介中。インスタグラム【今日の空き缶】ぜひご覧下さい。

【石川浩司のひとりでアッハッハー】
http://ukyup.sr44.info/
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【いしかわ・こうじ】
1961年東京都にて逆子生まれ。神奈川県・群馬県育ち。現在は、2万缶におよぶ空き缶コレクション保管のために埼玉県在住。バンド「たま」にてランニング姿でパーカッション、ボーカル担当。90年に「さよなら人類」でメジャーデビュー。同曲はヒットチャート初登場1位となり、レコード大賞新人賞などを受賞。2003年に解散後はソロで「出前ライブ」などの弾き語りおよびバンド「ホルモン鉄道」「パスカルズ」などで活動中。旅行記やエッセイなどの著作も多数ある。
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