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美しいくらし
フランスの花の村を訪ねる
木蓮
第5回 プロヴァンスの夏を彩るラベンダー(上)

広大なラベンダー畑


 ラベンダー畑を見に行くと決めた私が真っ先に思いついたのは、セナンク修道院。12世紀半ばに創設されたカトリック・シトー会派の修道院で、ロマネスク様式の簡素な建物の前に一面に広がるラベンダー畑は圧巻。日本でも大変有名で、私が訪ねたときも多くの人でにぎわっていました。
 ですが、私の見たかったのはもっと自然な、いわゆる「農作物」としてのラベンダー。そこで、さらに東へと車を走らせ、ソー村まで行くと、少しずつラベンダー畑らしい風景が見えてきました。

 ソー村では毎年、ラベンダーの最終収穫日である8月15日に収穫祭(ラベンダー祭り)が開かれています。
 このお祭りはもともと、《la petite fleur bleue(小さな青い花= ラベンダー)》をプロヴァンスの象徴にしようと1985年から始まったもの。それが今では大成功を収め、毎年多くの観光客がこの小さな村に訪れるようになりました。

セナンク修道院
 この日は一日中、村中がラベンダーの香りに包まれます。
 それもそのはず。ラベンダーはそのままではあまり香りがしないため、わざと村の店の前などにラベンダーをまき、観光客がその上を歩くことによって村中に香りを漂わせているのです。これには観光客も大喜び。
 お祭りでは、ラベンダー早摘み大会、プロヴァンス地方の衣装を着た人たちによるパレード、ラベンダーを主体としたマルシェが開かれ、ラベンダー好きにはたまらない一日になります。
 もちろん、お祭りではない日に訪れても、開放感あふれるプロヴァンス気分をたっぷり味わえる場所です。(つづく)

【写真提供:木蓮】
★木蓮さんのブログ【フランス小さな村を旅してみよう!】
http://ameblo.jp/petit-village-france/
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【もくれん】
フランスの「おへそ」にあたるオーヴェルニュ地方の人口200人に満たない小さな村に在住する日本人女性。フランス人の夫との結婚を機に渡仏。いきなり2人のフランス人娘の母親になり悪戦苦闘だったが、生来の自由気ままな性格と、さまざまな地域に接しているオーヴェルニュの地の利を生かし、名もなき小さな村を訪ねる旅にどっぷりはまる。「パリだけではないフランスの美しさを伝えたい」と、「フランスの小さな村宣伝大使」を自負し、訪ねた村々をブログで紹介している。花にあふれる美しい村の魅力を伝えるブログは、日本でも多くのファンがいる。
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