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表紙

『人類は何を失いつつあるのか
  ゴリラ社会と先住民社会から
 見えてきたもの』

山極寿一・関野吉晴 著

人類の歩んできた道、
その現在と、私たちの未来――。
いま、確かな目で見つめ直して、
歩き続けるために語り合う、
京大総長のゴリラ(霊長類)学者と
「グレートジャーニー」探検家との
〈壮大な対話〉!!

2018年3月30日発売
四六判・並製・272ページ+口絵4ページ
定価(本体2,700円+税)
ISBN978-4-486-03912-9 C0045

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[内容]

本書は、フィールド経験の長い著者(話者)の二人が、それぞれの体験と知見から、人類の過去、現在、未来に思いを馳せつつ、現代社会が直面するさまざまな問題について広く深く語り合ったもので、人間としての「私たちのあり方」に対する根源的な問いかけが含まれた、ユニークな対論集となっている。NHK教育テレビ「スイッチインタビュー」好評対談の完全収録・補完版。

[目次]

口絵 山極寿一/関野吉晴

まえがき 山極寿一
〈地図〉ゴリラの主な調査地/グレートジャーニールート図

序章 ぼくも探検家になりたかった
 未知の世界を探る旅/人間への興味

第一章 日本のサル学
 サル学の誕生/動物に「社会」はあるのか
 ニホンザルのオスとメス/ゴリラ社会の研究へ

第二章 類人猿から人類へ
 人類が二本足で歩いたわけ/両手で運んだもの
 家族の条件/「家族」成立への長い時間
 父親とは誰か/女性はなぜ発情を隠して装飾するのか
 男が威張る社会

第三章 狩猟と戦争
 狩猟から戦争が起こったのか/戦争の火種
 面子を守るゴリラの作法/モラルと罰則はなぜ生まれたのか
 仲裁者の重要性/日本の宗教と一神教
 森のなかの棲み分け/それぞれに流れる時間

第四章 平等の意識は人間だけのものか
 人が食べ物を分けるわけ/エサは誰のものか
 ゴリラが見つめ合うわけ/分配の発生
 物とともに手渡される負債/人間の本性と結びついた文化

第五章 グローバリズムと教育
 体験する場としての大学/探検三昧の学生生活
 教育では教えられないもの/社会の内と外
 グローバリズムに寸断された世代/三・一一後のグローバル社会
 人と結びつくために/グローバリズムに抗する術
 再発見すべき伝統の技術や装置

第六章 旅の原点
 「グレートジャーニー」を旅する/すべてが手作りの旅
 “偶然の航海”が生んだもの/日本人とは何か
 極寒の地に適応した決め手/水を克服するという文化

第七章 人間だけが持つ「心」
 病を治したいのは人間だけ/旅する巨大漂流物
 諦めない力/余裕を失った社会
 不在を許せる心/ヤノマミの仁義
 「土の人」と「旅の人」/画一化された世界のなかで

あとがき 関野吉晴

[山極寿一(やまぎわ・じゅいち)

1952年東京生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程単位取得退学。理学博士。カリソケ研究センター客員研究員、日本モンキーセンターリサーチフェロー、京大霊長類研究所助手、大学院理学研究科助教授、同教授、理学部長などを経て、現在は京都大学総長。1978年以来、アフリカ各地でのゴリラの野外研究を通じて、初期人類の生活や人類に特有な社会特徴の由来を探っている。主著に『ゴリラ』『家族進化論』『人類進化論―霊長類学からの展開』『暴力はどこからきたか』『「サル化」する人間社会』など。

[関野吉晴(せきの・よしはる)

1949年東京生まれ。一橋大学法学部、社会学部、横浜市立大医学部卒業。一橋大在学中に探検部を創設し、以後の約20年間、南米各地を探検。1993年から人類拡散の最長ルートを逆に辿って南米南端からアフリカまで約10年の旅「グレートジャーニー」を完遂。その後も日本列島への人類移動ルートを追って、シベリアやヒマラヤからの陸路の旅と、インドネシアから沖縄までの手作りカヌーの航海などを行う。医師、武蔵野美術大学教授。主著に『我々は何処から来たのか―グレートジャーニー全記録』『人類滅亡を避ける道―関野吉晴対論集』など。

 

 

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