[内容]
版画家・蟹江杏が出会った子どもたち。その心の奥底にある本音を、創作活動の原点でもある自身の子ども時代を振り返りつつ、伸びやかな線と大胆な色づかいが印象的な版画と感性あふれる文章で描き出す。ミュージシャン(元たま)・石川浩司氏との対談も収録。
[目次]
パパと娘
ゴジラ&サメ博士、いおりくん現る
お絵描きモンスター
遊びの天才にやちゃん
ケンカするほど仲がいい、かーくんとこうくん
つむぎちゃんの秘密の小箱
こうたろう兄ちゃん
わたるくんの夢
ゆいちゃんとじいじのオムライス
向日葵少女と棘の花
はるきくんのキラキラスマイル
ボーイッシュな乙女、あみちゃん
未来の4代目、あおちゃん
小さな芸術家かおるくん
◇あんずの子ども時代
いのちのこと/私の青/涙を食べる犬/線の話/私のないしょ話
Works of memories
◇「ないしょ話」を振り返る
対談・子どもの世界は無限大 石川浩司(ミュージシャン)×蟹江 杏
[蟹江 杏(かにえ・あんず)]
版画家。東京都生まれ。NPO法人3.11こども文庫理事長。自由の森学園卒業。ロンドンにて版画を学ぶ。軽井沢現代美術館や全国有名百貨店など国内外での展覧会を多数開催。『あんずのアリスBOOK』(講談社)、『夏の夜の夢』(ラボ教育センター)といった絵本、舞台美術、衣装デザイン、雑誌表紙など活動は多岐にわたる。新宿区や練馬区をはじめ各地の都市型アートイベントにおいて、こどもアートプログラムのプロデュースなどを担当。東日本大震災をきっかけに、子どもたちのために絵本専門の文庫を福島県相馬市に設立するとともに、同市の「LVMH子どもアートメゾン」でのアートワークショップのプロデュースを担当。文部科学省復興教育支援事業ではコーディネーターとして参画するなど、全国の子どもたちとアートをつなぐ活動を展開している。
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